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輝ける瞬間のおはなし

人生を振り返ったとき、あのとき「転機」だったとわかるときがある。

あのとき「特別な時間」だったとわかるときがある。


わたしの場合、すぐに浮かんでくるのは、2回。
そうたったの2回。
あ、もう一つある、3回だw


ひとつは、大学の夏休みに、ひとりで海外に行ったとき。
このとき、いろいろあった。
自分のからだの不調。
祖父がなくなったこと。

それでも、気づいたら、カナダにいた。
どうやって手続したのか、なにを準備したのか、なんにも覚えてない。
覚えているのは、大学の生協で大きなスーツケースを買ったことだけ(笑)
この数か月間の体験は、今のわたしにとってなくてはならないものとなっている。



そして、もうひとつ。
高校生のとき、好きだった人が言っていた言葉。

人生には、「輝ける瞬間」っていうのがある。
そのときは、気づかないかもしれない。
でも、あとになってから、
「あぁ、あのとき、あの瞬間、輝いていたなぁ」
そうわかるときが、ある。

太陽が反射して、キラキラ輝く海を見ながら、そう言ってた。


そう、その瞬間は、わたしにとって「輝ける瞬間」だった。


そして、3つめ。
これは、4年前。
4年前の3月から5月。

大学に行くために、18歳で故郷を離れた。
それ以来、ほとんど実家には帰らず、都会で、忙しい日々を過ごしてた。
就職しても忙しく、転職しても忙しく、結婚しても忙しく、離婚しても忙しく(笑)


わたしには、「実家に帰る時間」がなかったんだね。

それが、4年前。
仕事をやめて、急に暇になった。そうなる道を、選んだ。ようやくw

そして、実家に帰って、車の免許を取った。
そう、その数か月間。

わたしにとっては、奇跡の時間だった。

子どもの頃の記憶しかなかった実家が、急に時間を取り戻した。

こんなに、豊かな場所だったのかと、衝撃を受けた。

見るものすべてが美しく。
どこぞの歌の歌詞や、小説のフレーズにありそうな、そんな感覚で日々を過ごした。

それは、わたしの宝物となった。



そんな大切な時間を積み重ねて、生きているわけだけども。

ほかにも大切だった時間や、記憶は、たくさんある。

特別だった時間は、たぶん、魂が欲しかった体験なのだろうと、思う。


はて、どうして急にこんな話をしているのだろうか。わたし。


それはきっと。

なにか予感を感じているから。

これからまた、そんな時間が始まるかもしれない、そんな予感。


そして、そんな文章をみている人も、もしかしたら、同じ予感の中に生きているのかも、ね?w


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