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お気にいりの本が物語る、本当に望む生きかた

ずっとまえからお気にいりの絵本がある。
日本語のタイトルは『わたしのおふねマギーB』という。
この記事のヘッダーの画像は、その本の英語版の表紙。

この本の絵が大好きなので、このところはずっと、すぐに目につくところに飾っている。

どんなお話かというと。

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ある夜、マーガレットは星に願いをかける。

North Star, star of the sea,
I wish for a ship
Named after me,
To sail for a day
Alone and free,
With someone nice 
For company

“北極星、海の星よ、
お船が欲しいの。
私の名前をつけたお船で、
思いっきり海を走りたいの。
だれか仲良し一緒に乗せて" 

次の朝、目覚めると、マーガレットは弟のジェームスと一緒に船に乗っていた。
その船のデッキには小さな畑があり、野菜や果物が実っている。
ヤギやニワトリもいる。

マーガレットは、航海しながら、海で魚やえびをとり、デッキの畑の作物を収穫し、船室をお掃除し、りんご木の下でみんなでピクニックランチを楽しむ。夕食には、船室の小さなストーブで、魚やハーブや野菜を煮込んでシチューをつくる。

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あらためてこの物語を読んでみると、
マギーB号で航海するマーガレットの暮らしかたって、いまのわたしが望む生活とぴったり。

まず一番にわたしに響くのは、大海原を自由に航海していながらも、掃除・料理をちゃんとしているのをはじめ、デッキの畑の収穫や海の幸を味わい、豊かな日常生活を楽しんでいるところ。

わたしが掃除好き、というわけではないけれども、マーガレットが大切な自分の船の小さな船室を心地よく整えるために、せっせとお掃除している気持ちはよくわかる。
日々過ごす場所を、心地よくととのえるのって大事よね。

そして、料理につかえる野菜や果物やハーブが植わっているキッチンガーデンならぬデッキガーデンの存在は憧れ。
うんうん、わかる。キッチンのドアをあけて手をのばして採ったばかりの食材を料理する、なんて素敵じゃない。新鮮で美味しいし。そうそう、ニワトリの卵もありますし。

さらにマーガレットの場合、すぐそこに海があるわけだから、海の幸も捕りたてなんだよね。なんとぜいたく。(漁が得意なのが前提だけれど)

こうして日常をていねいに楽しんでいながら、くりかえしになるけれど、
「大海原を航海している」という冒険の日々。
このアンバランス、というか、むしろバランスのとれた暮らしかた。
これがすごくいいのよね。

深く考えてはいなかったけれど、自分の望む生活を表現している絵本を、いつも目につくところに飾っていたんだな、わたし。
無意識にでも意識するから、望みが叶っていくものね。


そして突然の問いかけです。
お気に入りの本はありますか?
その物語から、何かあなたの望みが読み解けますか。

これは本だけじゃなくて、映画や好きな人の生き方などもヒントになりますね。

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