狂気の旋律に
舞い乱れるは 幼き右脚

腕に刻んだウタが歓喜の声を上げる時
まだ見ぬ紅の姫は愛しき産声を洩らす

藍にまみれぬ命の破片よ
我が脳に巣を創り この身体を蝕みたまえ

悲しみに我を失くした月の如く
今宵 この深海に狂い咲け

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