詩 同じ涙の繰り返し
ひとしきり泣いたら
もう大丈夫
いつもとおなじ
起き抜けの風は
身体に染み込む冷たさ
少しずつ体温戻して
そうもう大丈夫
人の誕生は
それぞれの幸せの中で
人の命日は
ひとりぼっちの寂しさの中で
そうやって繋がれていくもの
神の遊び心で生まれた
AdamとEve
疑う心をもたず
神の使令のみを信じた
なのに
子孫たちは疑うことばかり
何度も何度も
挫折を味わいなから
それでいて夢をみる
いつかゴールのその果の
穏やかな風に包まれながら
生きる辛さを思い知らされ
同じ涙を繰り返す
やっぱり駄目ね
私
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