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詩   EVERYday

二人で植えたひまわりが
背高ノッポの花を咲かせた
ひとりで見る花は
どこか悲しげで
あの日交わした約束も果たせないまま
何度夏を越しただろう
春の海に裸足で駈けて
転びそうになって
あなたの胸に飛び込んだ
潮の香りとタバコのにおい
今でも覚えてる
焼き付く肌の痛みと
貴方のぬくもりと
ちょうどいい温度の中で
私は眠りについた
二度と貴方を忘れないように願いながら
ひまわりが咲いて思い出させる
あの夏に幸せを置いてきた
二人の EVERYday
後悔の EVERYday







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