ぶかぶかな制服に詰めた、前祝い
ひよこが通う保育園は、幼児組になると制服があります。注文した制服が、ついに届きました。うそ。金曜日に、保育園で受け取って、持って帰って来ました。制服一式&新年度用品の、重たい紙袋2つを左手に持ち、いまだ現役だっこ魔のひよこ@16kgを右手で抱え、ハナキンの儀式でローソンに寄ってお菓子を買い、根性で。
帰宅するなり、「制服着るの~♪」。ですよね。そうなりますよね。もう19時だけど、ごはんの支度もこれからだけど、今日はハナキン。着るがよろし。
これから3年間着てもらうつもりで、2サイズ大きめを買ったので、案の定、ぶかぶかです。 「ぶかぶか」に身を包む、ひよこ。 これから何度も節目の春に味わうだろう感慨に、しばしひたりました。「ぶかぶか」って、予祝ですね。3年後、ぴったりサイズの制服で、ニコニコ顔で卒園できますように、の願いを、ぎっちぎちに詰めました。
2年前、入園説明会で「うちは『服育』に力を入れておりまして…」と制服の説明を受けたとき、正直、「んな、オーバーな」と思いました。公立の保育士をしてる友だちが言った「大人の自己満足やんね」も、そうだと思います。でも、我が子が着てるのを見たら、度外視で、良かったです。幸多かれ!
子供は恐ろしい。こっちが「今、彼の脳みそは成長しているのですね」なんて思っている間、「やべぇボタン」を押すことを考えているのだ。阿呆や。
西加奈子「動物園の子どもたち」
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