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2017年買い物初めは、イヤリング

束の間のお正月休みに、わたしの祖母と夫の実家からそれぞれいただいていた「ひよこちゃんにお洋服を」の諭吉さんを握りしめて、百貨店に行きました。子供服のフロアに上がろうとエレベーターに乗っていると、同じフロアでちょうどその日から期間限定の職人展が催されているとのこと。箪笥に細工に漆器に、エトセトラエトセトラ。夫もわたしも、こういうのを見て回って「へー」とか「ほー」とか言うの、好きなんです。食品の物産展ほど混み合ってないところも、二重丸。とくに目当てのモノがあったわけでもないけれど、自然と足が向きました。

そこで出会ったのが、ヘッダー写真のイヤリング。東京からいらした銀細工作家の方から購入しました。そういえば、日常づかいのイヤリングが欲しかったんです。耳たぶにはさむだけというその仕組み上、どうしても「お別れ」のリスクがほかのアクセサリーより高くなってしまう、イヤリング。骨格診断を受けたときに「あなたはカジュアルよりも、シンプル・定番・ホンモノの方がずっと似合う」と言われていて、でも、毎日リスクにさらされるわけだから、値段の張るモノをつけるのははばかられるし……と、デザインも値段もさりげない「これぞ!」な品と出会える日をゆる~く待っていました。たしかに、ネットで買った2000~3000円のイヤリング、ことごとく似合わかったんですよね。カジュアルすぎたり、華奢すぎたり。だから、今度求めるときはぜったい試着してから買いたくて。

そのお店は、今回が初出展で、わたしがこの日初めてのお客だったそうです(10:00開店で行ったの11:00前だったし)。職人さんゆえに販売トークはぜんぜん饒舌じゃなくて、でも、わたしがこのイヤリングを指して「付けてみてもいいですか?」と尋ねると、デザインのこだわりとかさび止め加工してることとか溢れ出るように語ってくれて、そのウソのなさにとても好感を持ちました。去年、noteもそうだしいろんな場所で「小商い」な風情の方にたくさん触れたこともあって、「マス」よりも「小商い」な方からモノを買いたい気分が続いています。

髪型もメイクも服も代わり映えしないのに、耳元にイヤリングが揺れるだけで、なんだか心機一転しました。トイレで手を洗ってるときなんか、ふんふんふん~って。2016年は腕時計・指輪・ネックレスが定番装備でしたが、しばらくネックレスに替えてイヤリングでいこうっと。

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