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ベランダ、はじめました

今年もやってきました、ベランダシーズン。何度か書いている通り、我が家は、公園に面しています。ここの並びの家の子が遊び、散歩中の犬を連れたひとが立ち寄るくらいの、こじんまりとした公園です。それでいながら、大きなクスノキや立派な桜の木が植わっていて、我が家のベランダから臨むとこんな感じ。

素晴らしきかな、借景。電線が横切っているのが玉にキズですが、ここはロンドンでもパリでも芦屋でもないから、致し方ないです。小鳥がとまり、チッチと歌う姿を間近に見るためのコードと思えば、まずまずと思えないこともありません。(ハトとカラスは、イヤ、絶対!)

桜の花が満開の頃になると、厚手のパーカーとフリースのひざ掛けを携えて、ベランダシーズンを開幕します。ソファーに根っこが生えてる夫はさておき、嬉しがりのひよことわたしは、朝ごはんやおやつを嬉々と持ち出して、「お外で食べるの、気持ちいいねー」。半袖+薄手の羽織りもので出られるようになると、いよいよノリノリに。

ヘッダー写真のとおり、我が家のベランダは、オシャレさゼロです。防水塗装まる出しで、お化粧ナシの、すっぴんさん。自分たちが出るときだけ、ラグを敷いています。ラグを収納しているのは、ベランダに据え置きしている無印のこちら。椅子代わりにもなって、めっちゃ便利なボックスです。

憧れのウッドデッキは、初期費用に躊躇し、縁台やテーブルセットも、拭いたり洗ったり暴風雨から避けたりを思うと腰が引け。苦肉の策のラグ de ベランダですが、メンテナンスフリーで、なかなか快適です。

難点は、座ると目線が壁や柵にぶつかるので、緑や空を見上げるカタチになって、長時間居ると首がつかれること。ほとんど常にひよことセットで動いている今は、ごはんを食べたら「あそぶ~」と家に入るからかまわないけど、ひよこが大きくなって、わたしひとりでゆっくり居られるようになったら、吊り下げ式で着脱できるハンモックが欲しいなぁぁぁ~!と夢見ています。もうすぐ築10年で、そうしたら家全体をメンテナンスする頃だと思うので、そのときに天井にフックを付けておいてもらえばいいかな、と。ムフフ。

この場合の「飲む?」は、「わしが飲むからビール持ってきて」という意味です。

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