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【選挙ウォッチャー】 衆院補選2024・長崎3区レポート。

 4月16日告示、4月23日投票で、長崎3区の衆院補選が行われ、立憲民主党の山田勝彦さんと、日本維新の会の井上翔一朗さんによる一騎打ちとなりました。
 昨年10月に行われた長崎4区の衆院補選では自民党の金子容三さんが勝ちましたが、今回の長崎3区は自民党の裏金問題をめぐり、御年82歳の谷川弥一さんが辞職することになったため、衆院補選が行われることになりました。自民党は「下手に候補者を擁立して負けた方がダメージだ」ということで不戦敗を選ぶことにしたため、「立憲vs維新」の戦いとなりました。

山田 勝彦  44 現 立憲民主党(社民推薦)
井上 翔一朗 40 新 日本維新の会(教育推薦)

 山田勝彦さんは、もともと長崎3区を地盤としているので、今回、長崎3区の補欠選挙に立候補するのは自然な流れなのですが、長崎県は「10増10減」の影響で、全4区あった衆院選の選挙区が全3区に縮小されます。これに伴い、山田勝彦さんは次の衆院選で「長崎2区」にズレて戦うことになるのではないかと思いますが、次の衆院選がいつになるかは不明なので、今回、最後となる「長崎3区」の戦いとなったと思います。
 一方、日本維新の会は、長崎県知事の大石賢吾さんが「維新系」の知事になりますので、長崎から勢力を拡大していきたいという思惑があり、このたび、野党第一党の座を奪うべく、立憲民主党の山田勝彦さんに戦いを挑んできたという構図です。




■ 長崎3区・選挙ボード解説動画


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