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【選挙ウォッチャー】 熊本県知事選2024・分析レポート。

 3月7日告示、3月24日投票で、熊本県知事選が行われました。
 これまで4期16年務めてきた現職の蒲島郁夫さんが勇退することになったため、久しぶりに新人同士の戦いとなったのですが、とてつもない陰謀論者が立候補してきたため、ものすごくカオスな選挙になりました。
 構図としては、自民・公明が推薦し、現職の後継指名を受けている官僚出身の元副知事の木村敬さんと、立憲・国民・共産・社民など野党系が自主的に支援している幸山政史さんの一騎打ちです。陰謀論者の毛利秀徳さんと泡沫無所属の宮川一彦さんは、まったく勝負になっていないと思われます。

木村 敬  49 新 自民・公明推薦
幸山 政史 58 新 立憲・国民・共産・社民支持
毛利 秀徳 46 新 反コロ&反ワク陰謀論者たちの集団
宮川 一彦 58 新 無所属(泡沫候補)

 最大の見どころは、逆風が吹き荒れている自民・公明推薦の候補が、諦めずに戦いを挑み続けている幸山政史さんを上回るのかどうか。熊本県は立憲民主党や共産党がほとんど息をしていないエリアで、野党系がまったく強くありません。ただ、浪人中も県内を巡ってきた幸山政史さんが、ほぼラストチャンスと言える今年の熊本県知事選で悲願を成就させることができるのかが見モノです。
 そして、「チダイズム」的に言うならば、めちゃくちゃな陰謀論者である毛利秀徳さんが、果たして、どれくらいの票を取るのかということも注目です。熊本県にどれくらいのアホが眠っているのか。この手の人たちがどれくらいいるのかを知ることができます。




■ 熊本県知事選・選挙ボード解説動画


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