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【選挙ウォッチャー】 東京都知事選のポスタージャックは許されるのか。

 果たして、こんなことが許されていいのでしょうか。
 約1400万人が暮らす日本の首都「東京」の舵取りを担う東京都知事を決める選挙で、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」が、民主主義を愚弄する蛮行に及ぼうとしています。

候補者でもない男性のポスターを24枚も貼ろうとしている尊師・立花孝志(引用元リンク

 なんと、まったく立候補していない男性のポスターを、1つの掲示板に24枚貼る計画を立てているのです。しかも、有力候補の一人と見られている小池百合子さんが1枚しか貼れないのに、まったく立候補していない男性の写真が24枚も貼られるという、人々を錯乱させる話をしています。
 実は、どうして選挙が行われ、どうして選挙が大切であるかを、ちゃんと理解できている人は、かなり少ないと言えます。そもそも「知事」が何をする人なのかを知る人も少ないし、どうして選挙のたびにポスター掲示板が立てられるのかを知る人も少ないです。その証拠に、この蛮行をしている立花孝志自身が「ポスター掲示板なんて廃止すればいい」というマヌケなことを言っています。


■ 候補者じゃない人による掲示板ジャック

 小池百合子さんは1枚しか貼れないのに、立候補していない男性の写真は24枚も貼れる。このおかしな仕組みは、「選挙に立候補していないからこそできる」のです。
 当たり前ですが、選挙に立候補している人は、1人1枚しか貼れません。言うまでもありませんが、2枚も3枚も貼ることができてしまったら、たくさん貼った方がいいに決まっているので、100枚貼る人が出てきても不思議ではありません。しかし、選挙というのは公平に行われる必要がありますので、ある人が100枚貼って、ある人が3枚しか貼れないのでは「公平である」とは言えません。だから、1人1枚しか貼れないようにルールが定められているのです。
 しかし、立候補していない人のポスターは、特に制限があるわけではありません。というのも、どれだけポスターを貼ったところで、そもそも立候補していないのですから、1票を入れることができません。立候補していない人のポスターをどれだけ貼っても、まったく意味がないので、これまで特別に制限をしてこなかったのです。
 ただ、世の中には、けっこうな割合で「何の選挙なのか知らない」という人がいます。何人が当選するのかも知らないし、どういう仕事をする人を決めるのかをよく知らないけど、とにかく「何かの選挙があるんだね」と理解している人たちです。こういう人たちにも平等に選挙権があり、気まぐれで投票に行って、ポスターを見て、なんとなく良さそうな人に投票してしまうわけですが、あんまりよく考えていないので、だいたいトンチンカンな候補に投票してしまいます。前回の参院選で言えば、汚い文字で「ガーツー」と書いて帰ってきてしまったような人たちです。
 最近はいろいろなところで「投票率を上げよう」とか「選挙に行こう」と呼び掛けていることもあって、「私の推しタレントが選挙に行こうって言ってたから、何の選挙か分からないけど、とりあえず選挙に行ってみる!」という人たちも、普通にたくさんいます。そして、そういう人たちの投票行動はだいたい「面白そうな候補に入れてみる」だったりします。今回、立花孝志が24枚のポスターを貼ろうとしている男性についても、「たくさんポスターが貼ってあるってことは、この人に投票してくださいってこと?」と思って、とりあえずスマホで撮影して、投票所に行き、その人の名前を書いて帰って来るということも普通に起こり得ます。
 しかし、そのような誤解を招いて、せっかくの1票を台無しにしてしまうようなことをしてはいけません。しかも、尊師・立花孝志は「選挙ポスターを広告に使おう」と呼び掛けています。本来、真剣に考えなければならない公共の掲示板に、勝手に広告を載せようとしているわけですが、あえて目立つようにポスター掲示板をジャックして、同じポスターをいくつも貼ろうとしています。


■ 広告を目的としていることも問題である

 もし人生のかかった高校や大学に入試テストで、問題と問題の間に広告が入ってきたら、どんな気持ちになるでしょうか。集中して問題を解きたいのに、途中で広告が入ってきて、しかも、その広告に自分の大好きなアイドルや俳優さんが載っていたら、思わず手を止めて、見惚れてしまうかもしれません。
 実は、「選挙」というのも、人生のかかった高校や大学の入試テストと同じぐらい、とても重要です。なにしろ、都庁のプロジェクションマッピングにかけている数十億円のお金を、家族を支えるためにバイトや介護に励んでいる子どもたちに向ければ、その分、勉強する時間が増えて、それこそ夢や目標のために高校や大学に進学できるかもしれないからです。
 反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」は、根っからの優性思想なので、「貧乏な親が子供を産むのが悪い」と考えていて、かつ、「アホみたいに子供を産む発展途上国の人たちは虐殺したらいい」と発言し、世界のメディアで報じられたことがあるような政党ですから、そんなことは一度も考えたことがないかもしれませんが、誰が政治家になるのかによっては、子どもたちの貧困やヤングケアラーの問題を解消するために予算をつけようと考える知事が誕生する可能性があります。
 そんな重要な「選挙」で、わけのわからん「広告」が入ってくるというのは、人々がポスターを見ながら真剣に考える行為を阻害し、集中できなくさせてしまいます。これは非常に深刻です。
 また、宣伝目的の政見放送が流れまくると、本当に都知事になりたいと思っている人たちの政見放送を見るまでに時間がかかってしまい、見過ごしてしまうという問題が発生します。しかも、立花孝志の最大の目的が「自分をクビにしたNHKに政見放送を流しまくること」なので、ポスターは「貼らなくてもいい」と言いますが、政見放送は「流さなくていい」とは言わないはずです。
 立花孝志が「NHKをぶっ壊す!」と言うのも、執拗に大津綾香を攻撃するのも、すべては自分をクビにしたり、自分の計画を邪魔してきた人間に対する『嫌がらせ』であり、その正体は、ただの「器の小さいオジサン」なのです。
 しかも、この政見放送が乗っ取られていることは非常に大きな問題だと言えます。24人の候補者たちは「立花孝志が立てたカカシ」であるため、300万円の供託金をはらっているのが立花孝志であるという関係で、自分たちの公約を訴える気持ちは微塵もなく、立花孝志の台本でNHK問題を訴えます。自分をクビにしたNHKに対する嫌がらせが目的なので、「NHKの受信料を支払う必要はない」と訴えます。NHKでNHKの受信料を払う必要がないと言うことこそが、立花孝志が他人に7200万円を払わせてやりたいことなのです。

 一連の迷惑行為の数々が「復讐」にあることについては、「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」という本を読んでいただければと思いますが、テメエのルサンチマンのせいで、数億円単位の税金が無駄に使われることになるわけですから、皆さん、もっと怒っていいと思うのです。


■ 「つばさの党」の次は「N国党」である

 今回の候補者乱立は、テレビや新聞でも非常に大きな問題として扱われています。告示日の前から問題として扱われてきましたが、いざ告示され、実行されると、問題は本格化します。まさに「つばさの党」が東京15区の衆院補選で大暴れした時と同じような「社会問題」に発展する可能性が高いと言えます。
 今回、東京都の選挙管理委員会は、N国党の対応に追われました。
 48人分の掲示板では足らないということでポスター掲示板の拡張を迫られたほか、掲示板の番号もランダムになり、さらに、掲示板の番号を決める抽選のタイミングを2回にすることで宣伝のためにポスターが並ぶことを防ぐことも検討している可能性があります。
 迷惑クソ野郎のために、わざわざ選挙管理委員会の方が配慮しなければならないのは可哀想ですが、迷惑クソ野郎の立花孝志は、今のところ、引くに引けない状況になっているらしく、「自分たちは悪くない」と言い訳をしながら強行する方針です。
 掲示板の拡張が行われた時点で数億円単位の巨額の税金が無駄になっているので、もう立花孝志の気まぐれで「候補者を出さない」と言っても遅いところまで来ました。なので、立花孝志が批判されることは避けられず、「つばさの党」と似たようなパブリックエネミーとして扱われることになるでしょう。「最初から当選する気がない」と明言し、しかも、あちこちで「ビジネスになる」と豪語していることからして、ますます社会的害悪として認知されることでしょう。
 ということで、今回の東京都知事選は、めちゃくちゃ忙しいことになりそうなので、新規の取材はTwitterのDMで受け付けております。メディアへの取材には積極的に応じる方針です。


■ ポスター掲示板の情報提供のお願い

 6月20日の東京都知事選の告示日を迎えましたら、僕は主要候補の取材をしながら、可能な限り、ポスター掲示板に貼られているN国党の「広告目的のポスター」の記録と撮影をしようと考えております。
 記録と撮影の目的は、「公職選挙法違反の確認」になります。
 さまざまなデザインのポスターが貼られると思いますが、その中には「公選法違反」となり得るデザインのものがあるのではないかと考えます。どれだけの違反があるのかを確認し、通報の上、記事にしてまいります。
 東京15区の衆院補選と同様、立候補者が50人以上になってしまうという異常事態を生み出している「NHKから国民を守る党」は、ようやく社会的害悪として認知されつつあります。今回の東京都知事選は、「アホのN国党の専門家」として、ポスターを中心に取材するべきだと考えました。
 つきましては、皆さんからの情報提供を広く呼び掛けたいと思います。もし「N国党(NHK党)」がイカれたデザインのポスターを貼り散らかしているボードを見かけましたら、旧Twitter(X)でメンションを送っていただけると助かります。立花孝志の「ブタ箱チャレンジ」に全力で乗っかりたいと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

立花孝志の暴走が止まらない時には必ず隣に女がいる(引用元リンク

 尊師・立花孝志は、常に「金」「女」を追いかけています。
 立花孝志自身が「金と女は追うと逃げる」と言いながら、実際には、金と女を追いかける人生を過ごしているのですから、本当にどうしようもありません。
 今、尊師・立花孝志の隣には、常に内野愛里という女がいます。
 かねてから指摘していますが、N国党というのは「セックス教団」も同然なので、尊師の女が何度も入れ替わり、そのたびに立花孝志は「散財」をかまします。
 財力のあるところを女に見せたくて、巨額の借金をしては、それを惜しみなく使うのです。今回の東京都知事選も「こんなにお金を使っているが、最終的には儲かる」という謎のロジックをかましています。しかし、これまで立花孝志が「金儲け」で成功した例はなく、ポスター掲示板を販売するビジネスも最終的には大赤字に終わると思いますし、7200万円の供託金を払った以上のリターンが得られる可能性は非常に低いです。ただ、これは立花孝志に商才がまるでないことが原因であり、本人は黒字にする気マンマンなので、結果的に黒字になるか赤字で終わるかはあまり関係なく、そもそもビジネスをしようとしていることが問題です。
 そして、隣に女がいる時の立花孝志は、自分のイケてるところを見せたくて、あたかも「敏腕ビジネスマン」のような振る舞いをします。たくさんのお金を使って、それがまるで大きな利益につながるかのようなホラッチョをかましてしまうのです。しかし、結果はいつも「失敗」で、散財を繰り返しては借金を返済できなくなり、それを他人に押し付け、お金を有耶無耶にするというカラクリです。これまで数々の疑惑がありながらも、警察や検察が動かなかったわけですが、今回の東京都知事選で、警察や検察がちゃんと仕事をしてくれるのかが、一番の見どころであると言えるのではないでしょうか。

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