見出し画像

【選挙ウォッチャー】 那珂市議選2024・分析レポート。

 2月11日告示、2月18日投票で、那珂市議選が行われました。
 那珂市は、水戸市の北に位置する自治体で、人口は約5万人です。水戸市の通勤圏にあり、特に有名な観光地などはありません。ヤンチャなバイクな鳴り響く以外は閑静な田舎の町であるという印象です。
 実は、僕が那珂市に来るのは初めてではありません。これまで何度も那珂市に来ているのですが、4年前の那珂市議選も取材しています。当時は「日本第一党」が初めての地方議員を誕生させるかもしれなかったので、かなり注目していました。
 4年前は、定数18に対して19人しか立候補する人がおらず、法定得票数を超えられないレベルの泡沫候補が2人もいましたので、ゴリゴリのネトウヨにして「日本第一党」公認だった原田陽子さんは当選しました。その後は「日本第一党」を離党し、今年は無所属となっていた原田陽子さんなのですが、今年も2期目を目指して立候補していましたので、その当落の行方を追いかけることになりました。

 今年の那珂市議選は、定数18に対し、26人が立候補する大激戦となりました。前回があまりにも余裕すぎたので、「今回はイケるやろ!」ということで、たくさんの候補者が出てしまい、とうとう「参政党」まで進出してきてしまいました。
 以前、笠間市議選でも「参政党」の議員が誕生しているように、茨城県中部のエリアは「参政党」の動きが活発で、那珂市も例外ではありません。党そのものはオワコン化してきていますが、地方はまだまだ熱いので、こうした状況も原田陽子さんにとっては不利だったと思います。




■ 那珂市議選・選挙ボード解説動画


ここから先は

6,374字 / 9画像

¥ 170

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。