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【選挙ウォッチャー】 宮城県議選2023・富谷&黒川選挙区レポート。

 10月13日告示、10月22日投票で、宮城県議選が行われました。
 この「富谷・黒川選挙区」は、人口の増加に伴い、今年から定数が2から3に増え、ここに5人が立候補しました。最大の見どころは、立憲民主党の新人の平岡静香さんが勝てるのかどうか。
 ここには選挙参謀としては非常に腕の良い野良軍師軍団が泊まり込みで入っており、必勝態勢となっていました。地上戦はもちろん、空中戦にもしっかりと対応し、基本に忠実な選挙戦略が展開されていました。

中山 耕一  66 現 自民党
藤倉 知格  68 現 自民党
平岡 静香  37 新 立憲民主党
三浦 かおり 44 新 日本維新の会
宍戸 一博  69 新 無所属

 構図としては、自民党の現職2人は圧倒的な組織力を持っていて、当選はほぼ確実とみられるため、残る1議席を立憲民主党の平岡静香さんと日本維新の会の三浦かおりさんで争うことになりました。
 平岡静香さんの動きは日本維新の会も把握しており、仙台市議選で見せたような「維新の看板力」と、清潔感のある女性候補を擁立することで、あえてキャラ被りをさせることで、ワンチャン、勝てるのではないかという狙いがありました。通常は「緑」の勝負カラーも、平岡静香さんが「薄いピンク色」を採用していることから、あえて「濃いピンク」を選ぶことで、「平岡静香さんより映える」という狙いがあり、あえてキャラを寄せ、より魅力的に見せようとしていました。
 こうした選挙巧者の維新を振り切り、議席を獲得できるのかどうかが、この選挙の最大の見どころと言えるかもしれません。




■ 富谷&黒川選挙区・選挙ボード解説動画


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