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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#457)。

 かねてから大暴れしている「つばさの党」が、とうとう新聞の1面トップで扱われる社会問題となったため、それまで陽の当たらない生活をしていた僕に、少しずつ光が差してまいりました。
 カルト活動家集団「つばさの党」にしても、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」にしても、世間一般では超マイナーな分野で、かつ、信者ビジネスでもなければ利益にもならないため、こんな所をほじくる人間なんているはずがありませんでした。

 僕が尊師・立花孝志と徹底的に戦うことになった経緯は、この本を読んでいただくとして、「つばさの党」を見るようになったのは、立花孝志が提唱した「諸派党構想」なるものに乗っかり、黒川敦彦が「NHKから国民を守る党」の幹事長に就任したからです。
 N国党の幹部になった人間は、「N国党の人間」として扱うのは当然のことなので、現在、N国党と対立する構図となっても「つばさの党」のことは引き続き取材対象となっています。




■ 大津綾香→立花孝志の裁判

 5月14日は、大津綾香党首が、立花孝志・齊藤健一郎・村岡徹也の3名を名誉毀損で訴えた裁判がありました。これまで「裁判好き」の立花孝志が大津綾香党首をはじめ、自分を批判してくる人間を言論封殺を目的に訴えることが多かったのですが、次第に立場が逆転し、今度は立花孝志らが被告になっています。
 尊師・立花孝志は、N国信者の手前、自分が原告になっている裁判の宣伝しかしません。原告であれば、自分は訴えている側で、「相手は悪いことをしたから訴えられているんだ!」という印象操作ができるからです。
 なので、原告の立場にある時は、N国信者に向かって、常に強気な姿勢を見せ、「相手がいかに悪いか」を50万人以上のチャンネル登録者を有するYouTubeでアピールします。ところが、ひとたび自分が「被告」になってしまうと、「訴えられているのは自分」ということになり、まるで自分が悪者であるかのような空気になってしまうため、貝のように黙ります。自分が被告となっている裁判の宣伝は絶対にしないのです。
 なので、この裁判があることは限られた人間しか知りません。
 この日に傍聴に来たのは、N国界隈ではプラチナN信の山田信一、暇主婦N信の「ハナさん」と命名された女性の2人だけ。N国信者の間では本名で呼ばれているらしいのですが、アンチの僕に本名を教えたくはないということで、めでたく「ハナ」という名前がつけられることになりました。ちなみに、この名前はご本人による命名なのですが、「立花」「花」みたいな感じで、とても良い名前だと思います。これまで裁判の傍聴に行くたび、山田信一の隣で見かけていたN国信者の女性は、これからは「ハナさん」という名前になりますので、どうぞよろしくお願いします。
 今日は、この「ハナさん」と少しだけ話すことができ、どうしてこんなに熱心に裁判の傍聴をしているのかを質問をしたところ、ストレートに「暇だから」という答えが返ってきました。ハナさんは熱心なN国信者で、立花孝志のみならず、黒川敦彦のことも「スゴい政治家」だと考えていて、両方とも応援しているのだそうです。一方で、ガッツリとN国信者なので、大津綾香のことはまったく評価していないようです。
 N国党に関わるキッカケとなったのは、自分の住む地域でN国党から立候補した者がおり、選挙ボランティアとして手伝ったことで定着したといいます。N国信者同士の飲み会のような場にも積極的に参加しているようで、この界隈のコミュニティーに居心地の良さを感じています。

 なぜN国信者が「N国信者」として定着するのかは、この本でも詳しく解説していますが、いわゆる典型的な「N国信者」です。そして、立花孝志がYouTubeで宣伝するもので、最初は「暇だから」ということで裁判の傍聴に来ていたのですが、「立花ひくし」というアカウント名だったアホのN国信者が裁判のスケジュールを出さなくなってしまったため、裁判に来ないと裁判の情報がわからなくなるということで、最近は「スケジュールがわからないように裁判の傍聴に来ている」といいます。
 まったくの余談になりますが、アホのN国信者の「立花ひくし」が出していたスケジュールは、さすがはアホのN国信者が作っているだけあって、精度低し、能力低しで、全然使い物にならなかったため、もっと精度が高いものを「N国マガジン」で公表しています。最近では6月号の1本目で5月から6月にかけて裁判のスケジュールが網羅されております。
 なので、ハナさんも僕の「N国マガジン」を買えば、そこまで熱心に裁判の傍聴に行かなくてもスケジュールが把握できるようになるのですが、このマガジンはアホのN国信者が読むには非常にハードルが高く、NHKの受信料よりも10円高いという価格設定となっており、ただでも僕の収益に貢献するのが嫌なので、断固としてお金を払いたくないと考えているのに、その金額がNHKの受信料より高いのは、さすがに抵抗感があると思います。なので、引き続き、一生懸命傍聴に来ていただければと思います。
 話を戻して、この日はプラチナN信の山田信一と、暇主婦N信のハナさんしかいなかったので、粟飯原美佳を筆頭に、N国党の教団幹部のメンバーは1人も来ていなかったということになります。N国党の内部でどのような動きがあるのかは知りませんが、何かが忙しいのかもしれません。
 さて、この裁判は、大津綾香党首が、立花孝志・齊藤健一郎・村岡徹也の3名が名誉毀損をしたというものです。なので、通常であれば、真実性や真実相当性が争われるところなのですが、なんと、立花孝志や村岡徹也は「社会的評価を低下させた」という点を争い、さらには、これがあくまで政治家としての正当な行為だったので瑕疵がないという主張のようです。
 なので、裁判官からは「真実性や真実相当性についての抗弁はないということでよろしいか?」と質問され、被告の立花孝志らは「よい」と答えました。すると、裁判官は「真実性や真実相当性の主張はないとのことだが、これに対して追加で主張することがあるか」と聞き、大津綾香党首の代理人である豊田賢治弁護士は、やや面食らった感じで「ないとご主張されるのであれば、こちらも特に」ということになりました。
 通常、「オマエがデタラメをこいたせいで社会的信用に傷がついてしまったのだから、賠償金払えや!」が名誉毀損の裁判ですが、真実性や真実相当性について何も抗弁しないということは、「デタラメかデタラメじゃないかは知らんけど、俺たちは政治家として正しいことをやったまでだから、社会的信用が低下したかは知らんで!」です。「どんな理屈だよ!」となるに決まっているので、このような戦い方になると、ただでも「法律のプロ」を自称しながら戦績が悪いのに、これまた勝てなくなるんじゃないかと思わずにはいられません。っつーか、どんだけ負けるつもりなんだ!
 ということで、次回の期日は6月11日(火)13時10分ということでまとまりましたので、改めて「N国マガジン」の裁判スケジュールに組み込みたいと思います。こんなクソ裁判を傍聴するのは、本当に一部の変わった人しかいないと思いますが、毎月の「N国マガジン」を読めば、だいたい裁判の様子はわかります。


■ 黒川敦彦を大津綾香に背負わせる尊師

「つばさの党」のガサ入れについて、デタラメ解説をかます尊師・立花孝志(引用元リンク

 尊師・立花孝志の動画だけを見ると、ホラッチョに騙されて、まるで立花孝志がスゴい人間に見えてしまうのですが、話している内容は完全にデタラメで、大ホラッチョ祭りとなっています。
 5月13日にアップした「つばさの党」に対するガサ入れを解説した動画では、アホのN国信者向けに、「自分が出した黒川敦彦に対する名誉毀損の刑事告訴状がガサ入れに至る決め手となった!」とホザきました。
 アホの尊師・立花孝志は「100%有罪になる」とホザいていますが、これまで立花孝志が「99%」とか「100%」と言った時は、だいたいそれとは真逆の結果に落ち着いているので、立花孝志に対する名誉毀損は、立花孝志自身がたくさんの名誉毀損をかましているので、刑事的に問われる可能性は低そうですし、そもそも公選法違反で家宅捜索に入っておいて、蓋を開けてみたら「立花孝志に対する名誉毀損でした」になるはずがないので、言うまでもなくホラッチョです。

黒川敦彦を追及するために乗り込み、思い込みを指摘されて鳩豆顔になる尊師・立花孝志

 さらに、尊師・立花孝志のゲロは止まりません。
 この動画で立花孝志は、大津綾香党首に11億円の借金を背負わせて対立することになったのは「黒川敦彦を追い出すためにやった」とゲロっています。これは非常に問題のある発言です。だとすれば、SMのような政治資金パーティーを計画したことで、たくさんの債権者が「金を返せ」と殺到して最終的に破産することになったというのは、すべて立花孝志の計算で、黒川敦彦を追い出す目的だったということになります。
 しかも、日本中から悪者扱いされている黒川敦彦を利用し、今こそ大津綾香のことも悪者にしたいということで、尊師・立花孝志は、動画でこのように発言しています。

(6分24秒~)
「まあ、いずれにしてもですね、まあ、黒川君を僕が追い出した理由というのは、こういうことです。彼らはNHKの被害者なんか守ろうという気持ち1ミリもなくてですね、この人たちは『NHKから国民を守る党』に必要のない人だと。で、それを大津に言ったところ、大津が黒川と組んだということで、大津側と分裂したということなので」

 この話もまた、完全なるホラッチョです。
 そもそも黒川敦彦を幹事長職に就けたのは、他ならぬ立花孝志です。
 当時、立花孝志は「諸派党構想」なるものを展開し、小さな政治団体を集め、その人たちに衆院選や参院選の供託金を支払ってもらうことで、得られた政党助成金を分配するという話になっていました。この話に乗っかったのが「つばさの党」であり、立花孝志は「諸派党構想」をアピールするために黒川敦彦を幹事長にして、この時には「N国仮想通貨」を作る構想まであったのです。
 黒川敦彦も胡散臭い人間なので、「NHK撃退アプリ」の中に、ブロックチェーン技術を用いたN国党の仮想通貨を組み込み、選挙ボランティアに参加するなどすると、この仮想通貨が増えるような仕組みを作り、最終的にはビットコインのように上場して、一般流通させるという壮大な構想に取り組もうとしていました。
 しかし、黒川敦彦と本間明子ごときに「N国仮想通貨」なんてものを開発できるはずもなく、この計画は頓挫。それでも、こうした事業の中心にいたのが黒川敦彦であり、当時は「黒川君は最高や!」のテンションでした。
 立花孝志が大津綾香党首と対立した時、大津綾香党首と黒川敦彦がタッグを組むような形となったのは、あくまで大津綾香党首こそが真の代表者であった場合、「幹事長の黒川敦彦はクビだ!」とする立花孝志の発言は無効となり、大津綾香党首がクビを宣告するまではクビにならないというロジックだからです。やがて大津綾香党首も黒川敦彦をクビにするわけですが、手続きの問題で黒川敦彦が幹事長として残っていただけで、それをあえて曲解してホラッチョかましているのが、尊師・立花孝志です。立花孝志という人間は、基本的にクソみたいな印象操作しかしません。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

選挙期間中に「私人逮捕」と称して拘束をする杉田勇人

 今回、公選法違反の疑いで逮捕される可能性があるのは、候補者だった根本良輔、代表の黒川敦彦、組織運動本部長の杉田勇人の3人です。報道では根本良輔と黒川敦彦ばかりが出てきますが、「組織運動本部長」という肩書きの杉田勇人こそ、この過激な「街宣」の中心的なメンバーです。
 これまでも「つばさの党」は、参政党に対して「討伐隊」と称し、妨害行為を繰り返してきました。この時はまだ杉田勇人はいませんでしたが、杉田勇人が加入したことで、活動が過激化した側面は否めません。

 杉田勇人は「選挙には興味がない」としており、基本的に「創価学会による集団ストーカー被害」を訴えている人間ですが、その被害を訴える過程で活動家となり、黒川敦彦と結びつきました。
 こうしたお金にならない取材をずっと続けてまいりましたが、大手メディアは僕のことを知りません。まだまだ頑張っていかないといけないと思っています。なので、本日は自分の宣伝も兼ね、無料記事としました。

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