指定糸以外で編みたい時の糸の探し方
コチラの記事で、できれば最初は指定糸で編みましょう、とお話ししました。
でも、糸が廃番だったり、指定糸が高価だったりして、指定糸以外で編みたい時もあると思います。
そんな方のために、代替え糸(指定糸の代わりになる、同じくらいの太さの糸)の探し方をいくつかご紹介します。
instagram、Twitterなどでハッシュタグ検索する
ハッシュタグ(#〇〇)で検索して、先に編んでいる人を参考にする方法です。有名な作家さんの作品ほど、参考になる投稿が見つかりやすいです。
「#作品名」「#作家名」「#糸の名前」でハッシュタグ検索して、編みたい作品の写真を探します。
探してみると、指定糸以外で編んでいる人も見つかると思います。そういう方の投稿を参考にします。
ほぼ同じサイズになったとか、少し小さくなったとか、参考になるコメントが書かれている場合もあります。
先に編んでいる方の投稿はとても参考になる上に、編むモチベーションもアップします。
もし参考になる投稿があったら、一言お礼をすると喜ばれるかもしれません。
Ravelryで編みたい作品のページを見る
世界最大の編み物専門SNS、ravelry で編んでいる方の作品を参考にする方法です。
登録方法、使い方はすでにわかりやすく説明してくれているサイトがあります。そちらを参考にして下さいね。
ただし、日本の編み物本の作品ページは少なめです。
「指定糸」+「代替えor代用」でgoogle検索する
シンプルにネットで検索します。
有益な情報がすぐ出てくる場合もあれば、なかなか出てこない場合もあります。
画像検索もおすすめです。
糸のデータから自分で判断する
まず、指定糸のデータを調べましょう。
メーカーのホームページやネットショップでかんたんに調べられます。
例:指定糸が「ハマナカ アメリー」の場合
まず、ひと玉分の糸の重さ、長さを見てみましょう。40g(糸長約110m)ということは、
110m÷40g=2.75m
つまり、1gあたりの長さが2.75m
という事ですね。これをメモしておきます。
1gあたりの長さは、同じくらいの太さの毛糸を探す手がかりになります。
そして、1gあたりの長さが近い毛糸を探します。
1gあたりの長さは、
毛糸ひと玉の長さ÷重さ
で、出すことができますね。
長さにくわえて、「標準ゲージ」「素材」「使用針」「糸の形状、質感」も近いものがいいでしょう。
※この時、編みたい作品のゲージや使用針ではなく、あくまで毛糸のラベルに書いてある情報で比べるようにしてください。
ネットの場合、質感を確認するのがむずかしいですが、その糸で編まれた作品の写真があればイメージがつきやすいと思います。
糸のデータから自分で判断するときの注意点
この方法は少し注意が必要です。
同じ長さの似たようなデータの糸でも、ゲージがあわなかったり、模様がでなかったり、うまくいかない事もあるからです。
同じ長さというのは太さの目安にはなるのですが、厳密にはまったく同じ太さではないのです。糸の素材、製造方法などで変わります。
ゲージが合わなかった場合、プレーンな編地(メリヤス編み、かのこ編みなど)の作品は針の太さで調整してもほぼ問題ないです。針の太さは±2号くらいまでを目安にして下さい。
模様がきれいに出るかどうかは、実際に編んでみないとわかりません。ウェアなどたくさん毛糸が必要なばあいは、いきなり一着分を買う前にひと玉だけ購入し、試し編みをするのもひとつの方法だと思います。
さいごに
私も編み物をはじめたばかりの頃は、代替え糸の選び方に失敗して、毛糸をムダにしてしまったことがあります。
そんな失敗が少なくなるようにと、誰にでもわかりやすい説明を心がけたつもりです。それでもわからないことがあればお気軽にコメントをお寄せください。
今はなかなかお出かけしづらく、ネットショップで毛糸を購入する機会も多いと思います。
この記事が、代替え糸を選ぶ時の参考になればうれしいです。
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