子育て世代にスマートホームを!0歳児育児中のわが家流活用アイデア
わたしはもともと、ガジェットや家電が大好きだ。
製品から「ちょっとした便利」を得ることで、毎日の生活がぐっと快適になるし、家族みんながその恩恵を受けられるからだ。
「ちょっとした便利」は積み重なるとまとまった時間を生むし、消費されずに済んだ体力は、心の余裕となって家族や自分自身へ還元することができる。
初期投資をケチる意味がわからないほど、後々に授かるメリットがありすぎるのだ。
家での生活を快適にすることに特化したガジェットやテクノロジーを「スマートホーム」と呼ぶ。
もともと、どんなもんかと半分好奇心でスマートホームを導入していた我が家だが、夫婦ではじめての育児をこなす現在、毎日スマートホームのありがたみを実感している。
そんな今だからこそ、子育て世代に向けたスマートホームの活用術を紹介したい。
もちろん、今子どもがいなくても、今後子育てをする計画がある人は準備のひとつとして頭の隅に置いてみてほしい。
「スマートホームって難しそう(面倒くさそう)」「何から始めたらいいかわからない」と億劫に感じている人でもわかりやすいよう、おすすめの導入手順で紹介する。
準備 ) まずはスマートスピーカーを導入しよう
(今や持ってない人のほうが珍しいと思うが、)まずはスマートスピーカーを迎えよう。これで、「音声」で指示ができようになる。
我が家はAmazonユーザーなのでスマートスピーカーはAlexa一択だ。
もちろん、GoogleやApple製のものでもOKだが、使ったことがないのでこの記事ではAlexaを使った解説をする。
また、育児をすると、子どものために音楽を流す機会が増えるのでスピーカーが大きめのものがおすすめ。
ちなみに、毎年進化を遂げているAlexaだが、最新のものがとてもかわいい。
時計と天気を常時表示できるようになったので、リビングや寝室での据え置きデバイスとして使いやすくなった。
STEP 01 ) スマートハブで赤外線リモコンを声で操作する
「スマートホームって何からしたらいい?」「古い家電もスマート化できる?」と疑問に感じているなら、まずはSwitchBotのスマートハブをおすすめしたい。
これをリビングに設置して、室内のエアコンやテレビ、ライトの「赤外線リモコン」の操作を学習させる。
すると、Alexaに「電気をつけて」と言うだけで簡単に声で操作することができる。もうリモコンいらずだ。
あくまで赤外線リモコンから出る信号のみを学習するので、古い家電やネットに繋がらない家電でも、赤外線リモコンで操作できるものなら問題なくスマート化できる。
特に、子育てをしていると「おむつ替えの時だけライトをつけたい」とか「料理をしながらNHK教育をつけたい」という場面がたくさんある。
そういった、”手が離せない時、声で操作できる”だけで、無駄な行ったり来たりや立ち座りを減らすことができて、体力的にとっても楽なのだ。
ちなみに、ハブ「2」というだけに、旧式のハブも売られているが、今なら2のほうを選ぶのがおすすめ。
赤外線送信範囲が旧式の2倍と進化していて、部屋の隅々まで操作することができる。
(以前、旧式を使用していたが、部屋の隅に設置すると離れた所に置いた家電を操作できない、という不便があったので最近2に買い替えた。
STEP 02 ) 育児記録アプリ「ぴよログ」を音声入力する
育児中の人がみんな使うであろう「ぴよログ」アプリ。
ここに、赤ちゃんの食事・排泄・体温などを記録していくのだが、毎日頻回なので、スマホでポチポチ打っていくのはかなり面倒。
そこで、Alexaとぴよログを連携させ、音声で自動的に入力できるようにすることをおすすめしたい。
そもそも、Alexaのスキル一覧にぴよログがあるので、ぴよログ公式サイトに記載の方法で、連携は簡単にできる。
これによって、「アレクサ、ぴよログでうんちを記録して」のフレーズで音声入力が可能になる。おむつを替えるのに両手が塞がっていても、タイムリーに記録がつけられるのでありがたい。
我が家はこの方法にしてから、夫婦ともに記録のつけ忘れがぐんと減った。
定型アクションで音声入力をさらに便利に!
ぴよログをAlexaで音声入力できるようになったのはいいけど、今度は「アレクサ、ぴよログでうんちを記録して」というフレーズが長くて面倒くさくなってきた・・・
しかもフレーズは一言一句間違えないように言わないといけない。
言い間違えては、Alexaに「わかりません」と怒られている旦那を何度も見ていた。
もっと便利に指示できないかと調べると、Alexaの「定型アクション」機能が使えそうだと気づいた!
「定型アクション」とは、「なにをきっかけに(トリガー)、Alexaになにをさせる(アクション)」を自由に設定できる機能だ。
例えば、毎週火曜日の朝8時(トリガー)に、Alexaに「今日は燃えるゴミの日です。忘れないようにしましょう。」とアナウンスしてもらう(アクション)といったオリジナルの設定をいくつも作ることができる。(ゴミ捨て忘れ防止に効果あり◎)
それを応用すると、「アレクサ、うんち」と言ったら、「アレクサ、ぴよログでうんちを記録して」の指示と同じアクションをしてもらうという設定ができる。
これで「アレクサ、うんち!」と言うだけで「○時○分にうんちを記録しました。」と最短時間で記録することが可能になった。
日々、Alexaへ同じ指示を何度もする場合や、正しいフレーズを家族で共有することが難しい場合は、定型アクションを使って「指示を簡略化」させると一層便利になる。
我が家は、毎日必ず記録する「うんち」「体温の記録」「ミルク」を定型アクション化している。
簡単になったことで、旦那もきちんと記録ができるようになったし、しっかりと夫婦でぴよログを活用できるようになった。
STEP 03 ) スマートロックで子どもとの外出を楽にする
最後におすすめしたいのはスマートロックと指紋認証パッド。
これを取り付けることで、自宅の玄関扉がオートロックになる!
スマートロックだけ取り付ければ、スマホやApple watchで施解錠できる。
指紋認証パッドも合わせて使えば、指一本で施解錠可能。スマホすら取り出さなくていいのが最高に快適だ。
「ドアが閉まって○秒後に自動的に鍵を閉める」という設定もできるので、鍵を閉めることもないオートロック仕様にするのがおすすめ。
これだけで、小さな子どもを抱っこしたり、急いで出かけるときなどに、泣きたいほど感謝することになる。
スマートロックについては、我が家のマストバイ家電3選に入賞(?)しているので、こちらの記事で詳しく紹介した。
ぜひ読んでもらって、この快適さを共有できたら嬉しい。
今回は子育て世代に向けたスマートホームの活用術をステップに分けて紹介してみた。
子育て中の友人たちに話を聞いても、「家事・育児に忙しいにも関わらずスマートホームは使ったことない」ということが多く、記事を書くきっかけになった。
忙しいときこそ「これは人間が頑張らなくてもいいんじゃない?」という視点が大切だ。
なにより、人間(家族、パートナー)任せでは、お互いにちゃんとやってもらえないガッカリ感や、くだらない喧嘩の原因にもなり得る。
単純作業や自動化なら、AIに任せたほうが人間よりもよっぽど精度が高いし、ロボットや家電は疲れてイライラすることはない。
そうやって少しずつ人間の作業を減らしながら、生まれた時間や体力、心の余裕を使って、家族との時間を楽しんだり、ゆっくり自分をいたわろう。
これこそが人間のするべきことではないか?
この記事を読んで、スマートホームへのハードルが下がったり、導入してからの暮らしを想像しやすくなった人がいてくれたら嬉しい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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