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隠れ脱水に気をつけて!水分不足で起こる危険性とは【体重別・必要摂取水分量も掲載】

こんにちは!美容ライターchicoです!

よく「お肌のために1日2リットル水を飲みましょう」という言葉を耳にしますよね。実際にモデルさんや女優さんなんかは1日2~3リットルの水を飲んでいるそうです。美容のための鉄則のようになってますが、「なぜ水分が必要なのでしょうか?」

身体の中の水分や肌の水分量を保つためだということはなんとなく察しはつきますが、「そこまで重要なの?」と疑問に思ってしまいますよね。

そこで今回は『なぜ美容のために水分が必要なのか』原点に戻ってお話していきたいと思います!

ちゃんとスキンケアしているのに、なかなか改善しない乾燥肌やむくみ、頭痛、長引く風邪などなど、実は全て水分不足が原因かもしれません!「自分はちゃんと飲んでいるから大丈夫」と安心していませんか?

美容やダイエット以外にも身体にとって水分がどれだけ大切かなのか。じっくりお話していきたいと思います。

実は隠れ脱水!?身体から出る水分は1日でなんと2.3リットル!

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人間の身体の約60%~65%を水が占めています。身体の中の水は尿などで排出されたり、呼吸、汗、皮膚からの蒸発など様々なかたちで身体の外に出ていきます。その量は1日約2.3リットルとも言われています。

そのため人間は水なしでは、4~5日しか生きられません。現在の日本で全く水が飲めない環境になることはないですが、ジュースやコーヒーなど利尿作用が高い飲み物ばかり飲んでいると「隠れ脱水」に陥ってしまうことがあります。

体重の約6%の水分が不足すると頭痛やめまいなどの体調不良が起こります。さらに10%不足すると、筋肉の痙攣、循環不全、腎不全になり、それ以上になると、意識障害。20%の不足で死に至るという研究報告が出ています。

通常通り、食事を摂って、飲み物を飲んでいれば10%も水分を失うことはまずないですが、原因不明の頭痛や疲労感など、もしかしたら「隠れ脱水」が原因かもしれません。自分が思っている以上に意識しなければ、身体から排出される2.3リットルの水分を補うのは、実はとても難しいんです!

美容やダイエットの効果を高めるためには更に水分が必要になります。1日に飲んでいる“水やお茶”を量ってみると肌の水分量を保てるほどの量に達していない人が多いんです!

身体の水分が不足するとどうなるの?

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先ほども少しふれましたが、水分不足「隠れ脱水」になると体調不良に。さらに体に数々のトラブルが起こってしまいます。

1.肌の乾燥、肌トラブル

女性の敵ともいえる「乾燥」外からのスキンケアだけでは全てを補えません。水分を摂らなければ、唇がカサカサしたり、まぶたや皮膚の薄いところの粉ふき、肌にハリがなくなるなど、様々な肌トラブルが起こります。乾燥が進めば、シワやニキビなどのトラブルにも繋がるので、水分補給は美容の基本とも言えます。

2.むくみ

水分不足で浮腫むの?と思うかもしれませんが、水の飲みすぎでむくむよりも、不意分不足でむくむ方が多いんです。水分量が減ると身体は本能的に生命の危機を察知し、汗や尿を出さない様に脳に指令をだします。そうすると、本来は排出されなければいけない水分をどんどん体内にため込むようになり、結果的にむくみに繋がってしまうのです。しっかり水分を摂れば、代謝もアップし、発汗・利尿作用が回復され、むくみに悩むことはなくなります。

3.代謝の低下、太りやすくなる

太りやすい人の共通点として「代謝の低さ」があります。代謝が低いと太る負の連鎖に陥り、太りやすい体質に。代謝の低下は運動不足や年齢によるものもありますが、水分不足も大きな原因のひとつです。水分をたっぷりとることで、血行も良くなり、基礎代謝がアップされます。朝起きてまず、温かい白湯を飲めば、胃腸が温められて内臓の働きも活性化されます。汗をあまりかかない人、普段から運動をしていない人、身体が冷えやすい人は温かい飲み物で代謝アップ意識してみてください。

3.頭痛、めまい、貧血

頭痛の原因は生理や天候、ストレスなど様々ですが、実は水分不足も関係しています。身体の中の水分が少なくなると、脳を衝撃から守っている髄液の生成も少なってしまいます。この状態が頭痛を引き起こす原因なのです。水分不足による頭痛がひどくなると、めまいや吐き気など様々な症状がでてきます。日頃から意識して水分を摂ることで少しでもトラブルを回避したいですね。

4.風邪を招く原因に

身体の水分不足は無意識に喉の渇きが続いてる状態です。喉や鼻の粘膜も減ってしまいます。そうするとウィルスや菌が体内に入りやすい状態となり、喉の痛み、鼻水などの症状がでてきます。ウィルスの種類によってはインフルエンザなど、厄介な病気も招いてしまうので、風邪対策の一環として水分補給はとても大切です。

5.口臭、虫歯の原因に

意外と知られていないのが「口臭や虫歯」です。口が乾いた状態だと菌が繁殖しやすく、虫歯菌が増え歯が虫歯になってしまいます。さらに虫歯は口臭の原因にも。口腔だけでなく胃が乾燥ぎみだとそれも口臭の原因になってしまいます。歯磨きも大切ですが、水分補給を怠ってしまうと口腔トラブルを招いてしまいます。

他にも水分は体内に栄養素を運んだり、内臓機能も維持したり、老廃物の排出、体温調整など身体の中でとても大切な役割をしています。症状が当てはまる人はこまめにコップ1杯水を飲むようにしましょう。美容のためにも、ダイエットのためにも、必ず必要です!

1日に飲んだ方がいい水分ってどれくらい?

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よく聞くのは「1日2リットル」ですが実際には、1人1人の体重ごとに違います。1日に必要な水分量の計算は【体重】x【43.6】=【1日に必要な水分量】となります。

【体重】x【43.6】=【1日に必要な水分量】
 40kg:1744ml    60kg:2616ml
 45kg:1962ml    65kg:2834ml
 50kg:2180ml    70kg:3052ml
 55kg:2398ml    75kg:3270ml

飲み物なら何でも飲んでいいわけではなく、コーヒーは利尿作用が高く、かえって脱水を招いてしまいます。ジュースなど砂糖が大量に含まれているものも太る原因にもなるのでNG。

理想は『水』『お茶』です。きちんとした水分を摂ることで身体の水分量は正常に保たれ、血行もよくなり、代謝もアップ。美容にも、毎日を楽しく過ごすための健康な身体にも必要不可欠です。

正しい水分の摂り方は?こまめに飲むのが理想的!

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身体が吸収できる水分量には限りがあるため、1度にまとめて飲むのはタブー。飲んでもほとんどが尿として排出されてしまいます。なので、化粧水をつけるように「こまめに」水分を摂るのがポイント!

水分を摂るタイミングはここ!

①起床時
朝起きてすぐは、身体がまだ目覚めていません。また、寝ている間に汗などで身体の水分が失われているため、寝起きは水分を必ず摂り、内臓機能を活発にさせるためにも「白湯」を飲むようにしましょう!

②食事の前
食事の前に飲み物を飲むことで、食欲が抑制され、食べすぎを防ぐこともできます。また、胃の中に食べ物が入っていると、消化する際に水を過剰に身体に吸収し、溜め込みやすくなるため、水分補給時はなるべく胃の中が空っぽの状態がベストです。

③運動前後や汗をかいた後
運動後はとくに汗をかいたあとなので水分補給は必須ですが、何も運動をしなくても、人間は皮膚から水分が蒸発したり、呼吸からも水分が出ます。気づかぬうちに身体の水分は減っているので、こまめな水分補給が大切です。

④入浴前後
入浴前に水分をとり、血行を良くしておくことで、入浴中のデトックス効果がアップします。温かい飲み物だとさらに効果アップ!入浴中も汗はたっぷりかくため、水分補給を忘れずに!

この4つのタイミング以外は、常にコップにお茶や水を入れて、いつでも飲めるように工夫したり、ペットボトルだと、どのくらい飲んだか量がわかりやすいので、外出の時はタンブラーやペットボトルを持ち歩いたりするのもおすすめです!

水分補給、美容効果も!おすすめの水は2つ!

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「水」と一言でいっても水道水からミネラルウォーターまで様々です。同じ水分補給なら、美容効果が高いものがいいですよね。

1.シリカが含まれているミネラルウォーター

『シリカ』はもともと身体にある成分ですが、年齢と共に現象していきます。また、身体の中では生成されない成分です。シリカが減少すると髪の毛のコシがなくなったり、シミが目立つようになったり、何も対策しないと老化の原因の1つに。シリカが含まれているミネラルウォーターが販売されているので、シリカ水を積極的に飲むのもおすすめです!

2.ビタミンも摂れる!手作りフルーツウォーター

「水は味がしなくて苦手」という人も意外と多いですよね。ただのミネラルウォーターではなく、タンブラーなどにカットしたフルーツと一緒にいれると見た目も可愛いフルーツウォーターに!味や香りもフルーティーになる上、果物に含まれるビタミンなどの栄養素も摂れるため一石二鳥です!ハーブなどと一緒に入れてお好みに!

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出典

<おすすめのフルーツ>
レモン・オレンジ・グレープフルーツ・ブルーベリー・イチゴ・キウイ・リンゴ・パイナップル
<おすすめのハーブや香辛料>
ローズマリー・ペパーミント・シナモン・ショウガ

水分補給は美人の始まり♡

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何事も「やりすぎ」には要注意。水の飲みすぎで逆にむくんでしまったり、体調の変化が現れたりします。無理をしてガブガブ飲むのではなく、あくまで身体から出た水分を補う。肌の水分量を保つために。と心がけてみてください。

「美容のために水を飲まなきゃ」とただなんとなく行うよりも、水分の大切さやどのくらい飲めばいいのか、どんな飲料がいいのかなど、よく理解してから行うことで、より効果がアップします!水分を摂ることで身体の健康維持へと繋がります。

今からでもできることなので、ぜひ実践してみてくださいね!


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