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広報という立場で発信する時


新音声メディアClubHouse。
色んなROOMの話を聞いている。

やはり、新規メディアだからか、広告や広報、
報道関係(特にTVとWEBメディア)のROOMも多い。

たまたま、広報関係者が集まるROOMの話を聞いていた時、ここで、違和感を覚えた。

なぜなら広報というのは、裏方だ。
基本的に前に出てくることは少ない。
取材を受けるのは、社長や役員、社員など。
その取材をお膳立てしているのが広報だ。

ところが、このClubHouseでは、その裏方が
自社の製品やサービスについて話すだけではなく、自社の広報活動についてまで赤裸々に話している。

社名も実名も明らかになっている状態で。

「このネタだったらTVいけると思うんですよー」

「●時間も取材したのに30秒しか露出なかったんです」


ってな具合に。

この手の話は、社内や仲間内、もし外部の人に
話すとしても守秘義務契約を結んだ上で話す
レベル。

不特定多数の人向けに話すことは、まずない。

それが、こんなに赤裸々に生々しく
語られている。

良い悪いは別にして、素直にとまどった。
(あくまでも良い悪いは別)

このなんか居心地の悪い違和感は
なんだろうかと昨日から考えて続けて、
ようやくわかった。

新しきメディア。
自分のこれまでの常識が覆されることもあるだろう。これから活用のされ方はどんどん研究されるだろうし、話していい事悪い事の区別がつく人、つかない人によっても様々だろう。

ただ、1つだけ覚えていてほしいのは、広報というのは情報を扱う仕事であるということ。

情報を発信し、また広聴し、信頼を築いていく活動だ。

また、コミュニケーション対象はメディアだけではなく、その企業をとりまくステークホルダー全てである。顧客、従業員とその家族、地域社会、メディア、上場企業なら株主も含まれる。

広報という仕事に就いている以上は、不特定多数のオーディエンスを対象に話す場合には、自身の立場を念頭に置いた上でお話しをするよう留意いただきたい。

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