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東京カートグラフィックが杉並区と検証事業を開始

東京都杉並区教育委員会と東京カートグラフィック株式会社(本社:東京都杉並区 代表取締役:西山和輔)は、区内6校(小学校2校、中学校4校)の実証校において東京カートグラフィックが開発したWebGISアプリ「地図太郎Lite for Education」を利用した検証事業を開始することを発表した。

地理が高校で49年ぶりに再必修化になったことを受け、将来、子どもたちにとって必要不可欠となる「地理空間情報リテラシー」等の向上を目的としており、教師の負担を軽減する機能が多数組み込まれている「地図太郎Lite for Education」が、どのように子どもたちの教育の中に地図を通した多様で創造的な新しい学びを実現できるかを検証する。
期間は2023年10月から2024年3月末までを予定しており、検証事業対象校の教師および児童・生徒が学校で利用するタブレット端末にて使用できるようになる。

東京カートグラフィック(株)の担当者は「地図や地理・空間情報というものに小中学生の頃からもっと多く触れる機会が作れれば」と話す。

様々なデータを重ねることで学べることが多い。

高校では昨年度からの地理総合必修化から1年以上が経過し、やはり教育の現場では資料作成の時間不足や、地理がそもそも専門外であるなどということが、教師の負担をより増やしているという現状が浮き彫りになっている。
こういったソフトウェアを教師と生徒がそれぞれ使いこなすことで質の高い地図地理教育を高校生だけではなく小学生の頃から触れ、地理総合から地理探求までを学ぶ基礎となってくれたらと期待する。

杉並区と東京カートグラフィックの役割
杉並区の役割

・検証の実施に向けた区立学校への協力依頼
・有用な情報収集や現場の声をヒアリングするためのモデル校への調整
・各種アンケート結果の提供
・検証事業終了後、モデル授業の区立学校への展開および更なる活用・全校展開に向けた検討

東京カートグラフィックの役割
・検証事業の実施に向けた実証環境の構築
・検証事業を推進するための「地図太郎Lite」のライセンスの提供および関連資料提供
・収集・蓄積したデータの抽出および分析結果の杉並区への開示
・アンケート結果や収集した情報から、事業終了後の更なる有効な運用方法の提案

地図太郎Lite for Education
「地図太郎Lite for Education」は、様々な組み合わせで地図を表示させることで、子どもたちの「なぜ?」をひきだし、それを「解決するヒント 」を提供し、さらなる探求心を育てることができるソフトウェア。
身近な地域、防災、国際理解、環境問題、SDGsなど様々な学習テーマに沿ったデータセットが65種用意されており、地図を活用した学習に不慣れな先生でも授業を手間なく簡単に進める工夫もされている。

学習テーマが65種類

プレスリリース全文(PRTIMES)


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