大人になるという。
あーこの曲聴いてた時の気持ち、覚えてる。
私はたまにこういう事がある。
好きな曲はリピートしてしまう癖があるから
それをずっと聴いていた当時
どんな気分だったか、どんな気持ちだったか
曲を聴くたびに思い出す。
懐かしいな、あれは高校入学の春だったな
あの人のことが好きだった時、よく聴いていたな
これは嫌なことがあった時に聴いていた曲だ
とか、随分昔のことから最近のことまで昨日の事のように思い出す。
私はそれが好きだ。
その曲が辛い時に聴いていた曲だとしても、
言ってしまえば過去の話。
その時の気持ちを鮮明に思い出すが、
懐かしいな、と思うだけだ。
それはきっと、昔の私より少しは成長しているということだろう。
いや、そういう事にしている。
考え方も感じ方も、人との付き合い方も生活の仕方も、
昔とは随分変わった。
いい意味で。
年々大人に近づいているなと感じる。
それは嬉しい反面、ちょっと悲しい。
子供の無邪気さは、大人になってからでは出てこない。
いつまでも子供のように、何にも囚われず、純粋な心を持っていたいと思う。
また、もう大人だよと、親離れしたい気持ちもある。
矛盾ばっか。
22歳って難しい。
人生どうにでもなるよ、って
私のいとこは教えてくれた。
ああそうだろうなと、最近になって妙に納得した。
今悩んでることも、辛いことも、悲しいことも
きっと人生スパンという長い目でみたら
そんなに大したことはないのだろう。
あー早く大人になりたい。
でも子供のままがいい。
そんなことを繰り返し、もう子供ではないことに気づく。
もう大人になるしかないんだなって。
昔のあった出来事も、今起きていることも、
全部きっと、もっと先の
大人になった時の自分のためになってる。
そう信じてまた今日も生きたい。
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