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フィルムカメラ

よく彼が使っているフィルムカメラ。
1年前の私には良さがよく分からなかった。

私の誕生日にチェキを買ってくれた彼。
良さは分からないと言っても、プレゼントをくれたことはとても嬉しかった。

フィルムカメラやチェキは、撮影できる枚数が限られている。
だからこそもったいないと思ってしまう。

だけれど、彼は何回も現像しに行った。

貰ってきた写真やデータを見返して
ああこれか、
となった。

手元に返ってきて始めて、どんな写真が撮れているのか見れるため、その瞬間を楽しんだ。

今の時代はスマホのカメラですぐ写真が撮れるし、そのデータをその場で確認できる。

けれど、フィルムカメラは違う。
現像するまで、どんな写真が撮れているのかもわからない。
だから写真という形になって返ってくる瞬間がとても楽しいのだ。

フィルムカメラの良さを知ってから私は、プレゼントでもらったチェキをやっと最近、使い始めた。

数が限られていて、撮り直しがきかないからこそ、
シャッターを押す瞬間はとても緊張する。

けれどそれも楽しいし、何より思い出が形になることが
とても嬉しく思えるのだ。

親がアルバムをたくさん作ってくれているように、将来自分に子供ができたときも同じようにしてあげたいと思うし
これからも写真という、形に残るものに、たくさんの思い出を刻んでいきたい。

これが私のカメラの楽しみ方。

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