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カワセミ御用達の石

土曜日は鍼。
今月からの仕事はパソコンを使わないからか、今までで一番肩凝りが軽かった。読書に時間を割いたおかげでiPhoneをいじる時間が減ったのもあるかもしれない。嬉しい。しかし腰は全然ダメ。反り腰ですねとすぐにバレてしまった。表面も張っていたようで鍼を打った瞬間かなり痛い部分が多かった。
帰る前に鍼灸師さんオススメのカフェに寄ったら、とても良かった。お店の雰囲気も落ち着いているし、美味しかった。これから鍼の日の定番になりそうだ。

日曜日は映画。
1980年代の記録映画をデジタルリマスターした作品「越後奥三面 山に生かされた日々」。人口150人ほどの集落で生活する人々を4年にわたって撮影している。冬には山へ兎や熊を狩りに、春はゼンマイをひたすら採り田植えをし、焼き畑でひえや粟、蕎麦の種を巻き、秋には栗やくるみ、トチを採る。家の修繕などほぼ全てを住民の手で行う、殆ど自給自足の生活。これこそがまさに「生活」か、と感動した。
この集落は数年後、ダムの底に沈んだ。

午前中、買い物に行った時にカワセミを見た。
今の家に引っ越してきてから5年、カワセミを見ることができたのはこれで3回目だ。
カワセミがいる時は、橋の上にカメラを持ったお爺さんが集まっていることが多いので、カワセミがいるのだなとすぐにわかる。
過去2回は、カワセミは決まって川の水面から少し頭を出した小さな石の上にとまっていた。ちょうどそんなことを夫に話しかけながら橋を渡り、その石を指差すとカワセミがいた。
朝早かったからか、カメラを持ったお爺さんたちはおらず、夫と二人で静かなカワセミを眺めた。

この土日はそんな感じです。

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