第二話:少女エンデガ
あれから1ヶ月が過ぎ、アレンの部屋は以前よりも器具と食料で溢れていた。アレンの家には小さな居住空間が大きな倉庫があった。湿度計など、収集品を保全するための機材が整然と並べられており、大小さまざまな収集品が日付と収集場所を記したメモとともに丁寧に置かれていた。アレンの塔への旅立ちが明日に迫る中、アレンはニーノに頼まれ、自身の宝物を見せていた。木製、石製、金属製の装飾品や置物、そして何なのか一体分からないものまで、アレンは一つ一つ丁寧に、自身の考察も交えて説明していった。この1ヶ