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創作を思い返して:上

どちらかと言うとこのnoteは身内向けかもしれない。
今回に関してはただただ思い返しているだけだ。
ただ、もし仮に身内外から読んでいる人が居ればそれはそれで楽しんでほしい。

近頃私は改めて創作について考えることが増えた。
受験など多忙なことから少し離れ、環境も変えた。
創作、特にお絵描きについて話し合うことができる人たちもできた。
そして、夢にまでみたゲーム制作を一緒にしてくれる人とも出会えた。
そんな創作という意味では新しい章に入ったと感じるこの頃、改めて創作初期について思い出すことも多くなった。

初めての創作

 初めての『創作』と言えるものを始めたのは私の好きなソシャゲである白猫プロジェクトの二次創作小説からだった。今思えば恥ずかしいと感じるものだが、それは初めて私が創作をしネットの海に流したものだ。Pixivで非公開にしたものをこの記事を書く前に見返すと、ややキツイと感じながら見返すも、どこか中学生の頃の私の努力が見える部分があり微笑ましいと感じることも。クラスの人に何かしらの経緯でバレて音読されたのも今思えば、良いとは言えないものの、懐かしい記憶だ。
 ただ、この二次創作小説を読んでいる中で、現在の自分にも共通している部分があったのは読んでいて驚いたことだ。あまり深く語らないが、国家間の外交であったり衝突、そしてそれに伴う個人間や組織間での戦いや心情の変化について描写をしていたのは、今自分がしている創作と共通する部分だ。ふと思い返すと、この二次創作小説も今現在の創作の原点になっているのかもしれない。そう思うと、当時からあまり変わってない部分も多いのかもしれない。創作をしている運命だったとは感じていない。そういう意味では、この二次創作を始めるきっかけになったゲームに巡り合わせてくれた知人などにも感謝だ。

初めてのオリジナルキャラクター

『レーナ』『ノビー』この2キャラは私が初めて姿と設定を決めたキャラクターだ。とは言いつつも…最初の最初は1.5次創作にて登場するキャラクターだった。ただ、次第に私が描きたい物語が描けないようになり、初めて『一次創作者』にもなったきっかけのキャラクターだ。この2名は現在と初期では大きく設定が違う。むしろ真反対と言っても過言でないほどだ。
 レーナは弱虫な魔導士、ノビーは極悪非道だが幼さのある悪人。レーナという少女が仇を取るためにノビーの送って来た刺客と戦いを続ける中で学び、成長しながら学ぶという物語だった。そんな初期設定の二人が、性格が反転し仲間になるなんて、当時の私は思いもしなかっただろう。なぜ性格や設定が大幅に変更したかはいまいち覚えてない、ただ二次創作から一次創作にシフトする際に名前と見た目の継承をした上で、大幅な設定が加わったのは覚えている。ただ、この2キャラも今後『オキタン』として歩み続ける、それは今も昔も変わらないことだ。

自分が描きく創作へ

オキタンであったり、自分の頭の中で姿や設定が固まりつつあるころ、SNSに触れる機会が増えたことや、同じく創作を趣味とする人物に出会ったことで、自分の内面に潜めておく創作から、人にも見せれるような創作を目指し始めた。そして、この時オキタンという完全に自分の脳内でできていた物語群とは別に、『マンナ・ソーラー』『ルシフェル』というキャラクターを作った。このキャラクターはPixiv上で行われる企画のために作成したキャラだった。ルシフェルに関してはまた後々語るとして、今回焦点を当てたいのは『マンナ』だ。マンナやマナ、発音が地域によって違うという設定によって一概にも一通りの名前とは言えないが、このキャラクターは私が初めてデジタルで『描いた』キャラクターだ。

今まではネット上のキャラメーカーでキャラクターの姿を形作って来た。上記で述べたレーナとノビーも当時まだ自分で一度も描いたことはない。では、なぜこうキャラクターを描き始めたかというと、そのようなキャラクターメーカーでは表現をしきれなかったからだ。このマンナという人物の設定に少しだけ触れると、かなり変則的な戦いをする戦士という設定だった。当時私はこのキャラクターが強力な魔術師で体の一部を触手に変えて戦う…という設定だったのだが、どのキャラメーカーも私が想像するようなマンナを作ることができなかった。結果的に鎖付きの鈍器を数本使う人外というキャラクターになった。その設定が嫌だったわけではないが、自分が当初想定していたものとはかけ離れたものになっていた。結果的に自分で表現したいものは自分で表現しようというものになった。そして、自分で描き始めたことによって更に自分以外の人にも見てもらえるようになり始めた。自分独自の創作ができるようになった。

↓Picrewなどを使用していた時代の産物


設定変更と新たなステージへ

人に見せ始め、『うちの子』『自創作』としてオリジナルキャラクターが歩き始めると、新たな設定と人が面白いと思ってもらえるような物語を追い求めたくなった。そんな時に白羽の矢が立ったのが先ほど述べた『マンナ』だ。企画が終了し、今後の見通しがなかったマンナを中心に新しい物語を展開していこうと決めた。ただ、当時のマンナ単体では物語が作れない、そして世界観も全くない。そのため、自分はマンナを中心に少しづつ家族であったり友人知人といったキャラクターを作成し、世界観を確立させていった。このシリーズについては現在も設定構成が進んでいる、新たに得た知識や知り合った人物をもとに更に更に世界観や設定を盤石にさせていっていて、自信を持って自分を代表するシリーズだと言えるものになった。語り始めると止まらないため、あえてここで言及することは避けるが壮大と他人に言ってもらえるようなシリーズも始まりは『マンナ』という自分の中ではまだパッとしない一名のオリキャラだ。このシリーズを始めたことは、設定からキャラクターまで全て自分が形成する、そしてやっぱり自分好みの要素も強いが、『人に見せる創作』という設定が揺れ気味なオキタンシリーズとはまたちょっと違ったテイストの創作へと進歩をしていった。また、企画で使ったキャラクターに設定変更を加えそのキャラクターを中心に新しいシリーズを作り出していくというスタイルもこの頃からできて来た。
 このスタイルは、同シリーズではソルジャー、別シリーズではミーガンであったり、良い意味でキャラクターを更に立たせるのにも一役買っている。

シリーズのロゴ

創作の上半期全体を振り返って

色々とかなり簡潔して書いて来たが、要するに今までの創作の上半期は、今のシリーズに通ずる何かがひょっこりと顔を出し、見つかるとそれをもとに形成されて来たと言った感じだ。二次創作から1.5次創作が生まれ、たった一人のオリキャから自ら描く一次創作へと変わっていった、変化の時期でもあった。形のあるものから何かを生み出す、そして次第に頭の中から何もないものを形作った後に組み合わせ、更に発展したものを作り出す。
 次のnoteでは下半期から現在までについて書こうと思う。

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