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重層下請構造まだやってんの?

施主さんから仕事を受注した会社と施工業者の間に何社も入ることを『重層下請構造』と呼びます。

これが諸悪の根源。施主さんにメリットなんか一つもありません。工事をどこかの会社や工務店に依頼するのであれば、ここを調べることをおすすめします。

依頼した会社や工務店の社員である職人が施工する、もしくは直下の職人さんが施工するのであれば問題ありません。
が、その間に一社二社入っているのであれば問題です。

理由はシンプルで、大きく3つです。

①元請と施工業者の距離が離れるほど施主さんと施工業者の距離も離れてしまう。なので仕事に対する想いや熱量も冷める。

②間に数社入るということは職人に渡る工事費もそれだけ下がるということ。なので必然的に仕事のクオリティも下がる。

③施工に不備があった場合に責任のなすり付け合いが始まり最悪の場合対応してもらえないなど、満足度に影響が出やすい。

これらの理由から、私はその会社の施工構造を調べることをおすすめしております。

個人的におすすめなのは『今も繁盛している地域の工務店』です。

廃れていては良くないですが、今も繁盛している近所の工務店さんは良いと思います。繁盛しているということは仕事のクオリティは担保されているし、その地域に看板を掲げているため変な仕事をしません。自分達の評判に直に影響が出るからです。

ということは職人の質も良いということ。
地域の工務店の施工費が少し割高に感じても、良い仕事をするため(良い職人を抱えるため)だと思えば納得です。

今はSNSをやってる会社も多く、会社の雰囲気も以前と比べて分かりやすくなってます。

どこかにか味を依頼する場合は金額の安さ、ネームバリューだけでなく、施工構造や雰囲気も調べておくと安心かと思います。


現場からは以上です。

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