辻堂の歴史1
辻堂の名前の由来
地元の歴史や神社仏閣について好きな祖父。諏訪神社で神主をしていたこともありました。その祖父から聞いた、辻堂の歴史にまつわることもちょっとずつ投稿していこうと思います。
まずは辻堂の名前の由来から。
”辻”(四つ角)に”堂”(お寺)があったことが名前の由来。
人が行き交う四つ角にあったお堂。由来を考えると、「辻」の字って素敵な漢字だなと思います。近くのバス停の名前が「堂面」だったりするので、なにか関係があるのかもしれないですね。
さて、名前の由来になった場所には2つ説があります。
1.旧北の寺のそばの辻が辻堂の名前の由来説。
北ン寺(北の寺、宝珠寺、真言宗)が焼失する前は、現北町山車小屋の位置にあった(焼失後は線路そばに400mほど移動)。山車小屋そばの四つ角の吉田さん宅の屋号が”辻”。また、明治に入る前は330cm(11尺)で一番広い道幅だった。鎌倉街道が通っている。
一部の道が狭くて、四つ角に見えない四つ角
北町の山車小屋。もともとここに北ン寺があったらしい
2.南の寺のそばの辻が名前の由来説。
南ン寺(南の寺、宝泉寺、真言宗)。尼寺だった。
宝泉寺
例大祭の時に、4町内の山車が顔を合わせる宝泉寺そばの四つ角
ということを考えると、2の辻の方が今は栄えていますが、1の四つ角のそばの方の屋号が”辻”さんだったり、宝泉寺がもともと尼寺だったりと、1の旧北ン寺のそばが辻堂の名前の由来かと個人的には思っていますが、どうなんでしょう。
石井 光
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