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ちっちゃい辻堂づくり、進行中!

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ちょっとずつ、一歩ずつ、の、ちっちゃい辻堂の日々。
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#集合住宅

藁塚づくり

微生物舗装の1回目のWSを終えました(12/3)が、その投稿をする前に材料の投稿がまだ終わっていないので、引き続き(笑 微生物舗装で使う藁。1つのルートは以前建っていた2軒の木造平屋にあった畳をばらすことで、藁を取り出していました。 もう1つのルートは田んぼ。藤沢市でやっている自分たちの田んぼの藁、そして友人(六九農園さん)の田んぼの藁をいただいてきています。 軽トラにあおりをつけて、4往復。けっこうな量になります。 軽トラで運ぶ時も、向きを揃えて2列にすると運びやすいで

11/25 上棟式

基礎の工事がはじまってから、早いもので2か月。 工期の遅れなどもあり、やっと4棟中2棟の上棟を行いました! 幸い、良い天気でありがたいです。 棟梁2人を合わせて、職人さん14人での棟上げになります。 一日で終わらせないといけないそうで、 普段よりも多くの職人さんに来てもらっています。 今回は、神奈川県産の木材を使っています。 また、プレカットのため予め切られた状態で来ます。 なので、端材は少しだけ。これも捨てずに、DIYなどで使いたいと思います。 一部は現場で手刻みでする

暮らしのイメージイラストができました!

建物の模型やパースだけだと、暮らしのイメージが伝わらないなーと思っていたので、友人のイラストレーターの千絵さんにイラストにしてもらいました!住んでいるところも茅ヶ崎で近いですし、大地の再生によく参加されていて、考え方も根底で通じるところがあるなと思っていました。 今度『杜人』の上映会も一緒に企画しています! 千絵さんのサイトはこちらから! 今回意識したところとしては、建物が中心というよりも、 人の暮らしぶり、雰囲気が伝わってくること 生き物も一緒に暮らしていることが伝

もみ殻燻炭づくり

微生物舗装に使う材料の1つ、もみ殻燻炭。 竹炭よりも細かい隙間に入っていき、微生物の住処になります。 ただ、これをつくるのがけっこう大変なんです! 材料は以下の通り もみ殻(今回は8袋) 燻炭器 スコップ(かき混ぜる) レーキ(もみ殻を山にする) 水(最後の消火にかなり使います) だいたい1反の田んぼから3袋分ぐらいのもみ殻が出ます。 もみ殻はもみ殻袋に保存しているのですが、それが大きい! 軽トラに載せるのが1人ではやっとです(笑 今回はこれが8袋。いけると思

銀行融資の話

建物を建てるには避けられない融資のお話。 どこの銀行さんにするかは、判断基準が迷います。6年前に介護施設を建てる時には、3行さんから提案をいただきました。結局金利と借り入れ期間を比べて、数字だけで判断せざるを得なかったのが現実です。ほんとうは価値観や世界観も近い銀行さんと出会えると良かったのですが・・・ その後に知ったのですが、ダイベストメントという言葉をご存じでしょうか?Investment(インベストメント、投資)の逆で、投資撤退と訳されたりします。銀行にお金を預けて

9/29 確認申請

建物を建てるためには、建築確認申請が下りる必要があるが、今回の久根下の建築予定の場所は、公図混乱をしている。下の図の黒線が実際の道路。 60年以上前は田んぼだったが、その後、土地区画整備事業を行ったが、途中で頓挫してしまったようで、今の道路と公図が全然一致していない。なので、正確には建築基準法上の”道路”とはなっておらず、”私道”扱いである。そのため、 ・もともとあった建物の同規模・同敷地での建て替えは認められるが、建物が建っていた記録がないところに、新しく建てることはで

8/25 ちっちゃい辻堂 夏祭り

ちっちゃい辻堂出口の建築予定地にある400坪ほどの空き地。 例年辻堂諏訪神社の例大祭(7/26・27)の時に、露天商の方々が車を停めるのに使っていただきます。なので、年に2日だけ。祭りで笛を吹いていた祖父の想いもあったのかなと思います。 それ以外には隣の消防署の夜勤の方が車を停めることに使っていましたが、その消防署も去年移転。建築がはじまるまでは、ただの空き地状態です。 辻堂諏訪神社の例大祭も今年3年ぶりに開催できましたが、それまでできていませんでした。 小さいころから辻堂

チームづくり(サードプレイスでの出会い)

今回はちっちゃい辻堂のチームがどのようにつくっているかを話したいと思います。 建築関係4人(下の写真は建築チームです)、コンセプトブック・HP関係5人、不動産関係2人の11人の方々にご一緒していただいています。 建築家の山田さんとそのスタッフの松崎さん以外は、すべてサードプレイスで以前から出会っていて、その延長でお仕事をお願いしました。 家庭内や、学校、職場とは異なる第三の居場所。定期的に通うカフェなんかもこれに属すると思います。 僕が所属しているサードプレイスと呼べ

コンセプトブックができました!(ダウンロードできます)

つくりなおしていたコンセプトブックが完成しました~ 前回のコンセプトブック完成から早4年半。考え方の大きなベースは変わらないですが、改善したいところ、考え方が広がったところなどあったため、つくりなおしました! どんな想いでちっちゃい辻堂の風景をつくっていくか、どんな暮らしがあったら良いなと思っているか、をまとめています。こういう想いに共感してくださった方が入居してくださるといいなと思っています。 自分の軸がぶれそうになることもありますが、この冊子は自分が立ち戻るアンカー

カラぺハリエでコンセプトブックの材料づくり

1月中旬のことになるのですが、栃木からNPO法人みんなちがうからおもしろいのみなさんに来ていただき、コンセプトブックづくりに関わってくださっている方々と、カラぺハリエでコンセプトブックの材料をつくりました。 カラぺハリエの永田江里子さん、しょうたくん、今井絵理さん カラぺハリエとはカラぺ(カラリエーションペーパーの略)とハリエ(貼り絵)だそうで、エリックカールの『はらぺこあおむし』のようなイメージです。 今までつくられたもの。どれもかわいい! NPO法人の名前「みんな

ロゴができました!

グラフィックデザイナーのしょこたんさん(高橋祥子さん)にお願いしていたロゴができました^^ しょこたんさんによると、『「大樹のような大家さん」というキーワードがでていたので、年輪のモチーフを使ってみました。 内側からどんどん年輪が刻まれていくようなイメージもできると思います。 「辻」という漢字も隠しています。辻は「あっちとこっちの境目」の意味合いがあるので、エッジを超える場所という意味合いで入れるといいなぁと思いました。』だそうです! 辻堂が森の

プロジェクトのはじまり

山田さんとの出会い パーマカルチャーデザインコース「ちっちゃい辻堂」プロジェクトの建築を依頼している、建築家の山田さん(ビオフォルム環境デザイン室)との出会いは2016年8月。藤野で行われたパーマカルチャーデザインコースでした。 山田貴宏さん パーマカルチャーという言葉を知ったのは、ロンドンに滞在している時に、「生物多様性保全」と山崎亮さんの「コミュニティデザイン」に興味があるという話を友人にしていたところ、「パーマカルチャーって知ってる?」と教えてくれました。その時はピ

はじめに

100年先の辻堂を想像して、その最小単位をつくる 小学生の頃から、手に乗るサイズの生き物が好きでした。うちの庭にもカエルやヘビがいたけれど、まちから少しずつ緑が減るのと同じくして、小さな隣人たちにはなかなか会えなくなりました。環境問題(地球温暖化)は当時から言われていました。その頃は、誰かすごい人が解決してくれるものと思っていたけれど、いつまで経っても解決せず、事態は悪化するばかり。僕はとりあえず大学の農学部へ進み、生態学を専攻しました。 ​大学院の研究中、車の事故がきっか