見出し画像

デシブログ:プロジェクトマネジメント勉強おすすめ本/資料/ブログまとめ

ちさきです。株式会社COTENで、CEO深井龍之介の弟子として修行編をやっております。
今、COTEN RADIOの制作〜配信までのオペレーションを改善し、社員の皆のスケジュールやリソース配分を最適化していこうという目的のもと、「プロジェクトマネジメント」というものを勉強しています。略してPM。

実務経験なしの、インプットだけの段階で、本当にざっくりした所感を申し上げると、プロマネの仕事はどうやら「管理して前に進めること」のようです。
龍之介さんやサーシャは「プロマネはゴールキーパー」「とにかく前もって先手を打つ」「リスクを消していく仕事」「握る🍣」と表現していました。

知識ゼロからプロマネを勉強してみて分かったこと

勉強してみて「これ、働いてる人はみんな知識として知っていたほうがいい!」と思いました。勉強したときに一番面白かったのは、なぜ前職の県庁で働いていたときに参加していたプロジェクト(若手が県庁を改革する、みたいなやつ)が、特にこれといった成果も残さずに消えていったのか、手に取るように分かったことです。教科書の言葉だけでも説明できてしまう。もしもあの時、参加メンバー全員にプロマネの知識と共通言語があれば、もう少し結果は違っていたと思います。

そして、基礎レベルですが、ある程度勉強したことで、分かったことがあります。まず、「プロジェクトマネジメント」という言葉は広義的であるということ。目的を持って立ち上げられたプロジェクトの管理を意味する場合もあれば、そうではなくCOTEN RADIOの制作オペレーションの管理、といったニュアンスで使われることもあります。そして、職業がコンサルでもない限り、実際の日々の業務では、「プロジェクトマネジメント」という業務が単体で存在することは滅多にないということです。時によってプロジェクトマネジメント思考を使いながら日々働く、という方が現実に近いです。

つまり、明確に「プロマネ」という役割が与えられていなくても、何か達成したいことがある時に、プロマネ思考がインストールされていると、役に立つと思います。

ではでは、読んだ本やブログなどの感想をまとめていきます!

1. 『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』 by 山口周

山口周さんって有名だし、社内でも山口さんの本にポジティブな評価をしているのを聞いたことあるし、と思ってなんとなーく最初に買ってみた本。結果、最初に読む本としては大正解だった。コンサルの若手のみならず、全てのサラリーマン向けに書かれているだけあって、概要をふんわり知るのに良き。
★そもそも「勝てる」プロジェクトしか選ばない
★人間関係の握り方🍣とメンバーの意識の揃え方(マップ作ってメンバーに配るくらい徹底すべき)
といった話が特に参考になった🍵

2. 『図解 これ以上やさしく書けない プロジェクトマネジメントのトリセツ』 by 西村克己

「アパレルの販売部門と製造部門が一つの会社になるにあたり、SCM(サプライチェーンマネジメント)を構築する」というストーリーに乗せて、PMにおいて、作業としては具体的に何をすべきかがわかりやすく解説されている。
ベンダーが登場するまでのフェーズは、どんな会社の仕事内容にも当てはまりそうな内容だった。WBSとか、ガントチャートの作り方とか。そして、WBSやガントチャートのことは、山口さんの本では触れられていないので、一般的な知識としてあるものを知っておきたい人はこちらも読んだほうがいい。
自分の業務レベルに合わせて必要な要素を取り入れたら良いと思った。
結果論だけど、1と2を合わせて読んだことで、プロマネのソフト面とハード面を両方学ぶことができたのはとてもよかった💡また、1と2に共通して書いてあったことから、COTEN RADIO制作におけるステークホルダー構造の歪さ(一般的なプロジェクトと比較して)にも気づくことができた。

3. 『ゲーム開発プロジェクトマネジメント講座』 by スクウェア・エニックス

COTENコミュニティのはやぶささんに教えていただいたスライド。ファイナルファンタジーなどのゲームを手掛けているスクエニという会社が、2011年に公開したプロマネ講座。
ゲーム開発のプロマネということだけど、スケジュール管理や長期&短期計画の大切さなど、本質的な部分がとても参考になる。特に、スケジュール管理の2点見積もりという方法は秀逸だと思ったので、どこかで採用してみたい。

http://www.jp.square-enix.com/tech/openconference/library/2011/dldata/PM/PM.pdf

4.  プロダクト思考とプロジェクト思考

Stripe, Twitter, Googleなどでプロダクト開発の経験があるShareyas Doshi さんの一連のツイートを、tomoima525さんが日本語に訳してくれたもの。なぜこれを知ったかというと、10xのYamottyさんがTwitterでシェアしていたから。プロジェクト思考とプロダクト思考はどちらも必要という結論。1. 2. 3を読んだ後に読んだので、プロマネを相対化するのにすごくよかった。

5. プロダクトマネジメントトライアングル

兄弟子の陽夏に、プロマネの本教えて〜と言ったら、この記事を教えてもらった。プロダクトマネージャーとはなんぞや?というのが、三角形のモデルでとても分かりやすく示されており、世界史データベースのプロダクトマネージャーやってる陽夏ってすごくない?!とびっくりした。プロジェクトマネジメントではないが、これも相対化に役立つ。


私も勉強中の身ですが、最初の一歩として少しでも参考になれば幸いです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?