3月11日（水）晴れ24歳、死んだ彼らの残したものは生きてる私生きてるあなた

何といっても9年前に大きな地震が起こった日だ。今日はまず、9年前の私の日記を読んでみる。

03/11 17:23、15歳　東日本大震災起こる
東北やべぇ
死者がこれ以上
でないといいなあ
三重も揺れた…よね？

今日はデューク読んだり
買い物したりして
まったりしてた( ゜ω゜)
これから豆乳のむことにした

けっこう昔のPerfume
ぜんっぜん
売れてなかったんだって
なのにあきらめないのすごい

前の日に高校受験が終わり、気が抜けきって自室でお昼寝しているときに地震は起こった。三重県だから震度は1くらいだけど、ゆらゆらと長い揺れだった。それで、しばらくしてリビングにニュースを見に行ったら、家々が濁流に飲み込まれていく映像が延々と流れていて、これは何？と思った。変なアニメみたいだと。そのあとも、私はなかなか、なんなら数年たっても、震災が現実に起こった大きなことだと実感できなかった。

今日は肌寒く、風も強かったけど、刺すような寒さではないし空気を吸うと花粉を感じる。着実に春に向かっており、時間は流れていて、気持ち悪い、むず痒い、アーーーーーーーーッて叫んで全裸になって町中を走り回って3日後山奥で発見されたい。

最近はびっくりするほど仕事が無い。世間も周りも大変そうだが、私だけは気楽なもんである。家では母がガスコンロ・オーブンをn年ぶりに新調し、自動調理機能に大喜びして毎日野菜を蒸している。ブロッコリーやにんじんなど硬い系ベジを蒸して食べると、野菜に勝った気がして嬉しいしおいしい。

メメント・モリ（死を忘れるな）という言葉を高1で知ってから、なんとなく自分のテーマにしているが、頭ではわかっても感覚に落とし込むのは難しい。でも私たちはみんな死ぬために生きていて、死ぬこと自体はとても普通のことだ。震災で私は死ななかったけど、たぶん偶然、消えるほうではなく残るほうに入っていただけなのだ。「全うする」に集中することの大事さについてよく考える。

本日もたいへんお疲れさまでした。おなかが痛い人はあったかくしてよく眠りましょう。明日もメメント森の熊。