イヤな宿題なんてしなくてもいいよ。どんどん楽しいことやった方がいいよ。
今年の夏休み初日、小2の娘に堂々とそんな提案を打ち出してみました。「え?なんで?ほんと?」と戸惑う娘。
「イヤイヤ勉強したって身につかないし楽しくないし、それなら楽しいこといっぱいやった方がみんな幸せと思う。どう?先生への対応は、なんとかするから絶対大丈夫!」
なにが大丈夫か。全く根拠なし。
何十年も昔から変わらない8月末になってまとめて自由研究や読書感想文やポスターをやっつけるお粗末さに長年疑問を持っていた。
だったら最初っから、その子が大好きなものに集中させてあげた方がよっぽど効率良くて、日本の未来も明るい(気がする)。親もモヤモヤイライラせずに笑顔でいられる。
言われなくても進んで取り組む自主性と自ら考える主体性。
この能力を自由に出せる環境を身近な大人が整えてあげたい。強要される宿題(勉強)からの脱出だ。
夏休み明け、教室の展示物が上記で溢れていたら、どんなに楽しいだろう。みんなの大好きが詰まった宿題。「今年は気分が乗らなくて何もできなかった。でもアイツの作品とオレのノートを来年は一緒に置きたいな。」が芽生えても素敵。
「夏休みの宿題しなくてもOKルール」となった我が家の小2の結果
・国語算数のワーク、プリント系は2日ですんなりと完了。小2なので簡単問題が10ページずつぐらいしかないので、サクサク楽しんでやっていた。
・読書は大好きで夏休み期間中100冊以上は読んでいた。と思う。おしりたんてい、すみっこぐらし等含む。
・読書感想文も早々に書き始め、すらすら書いていたと思ったらピタリと筆が止まり、書いては消しを繰り返し「書きたいのに書けない。」と泣き出し、とうとう夏休み最終日の夜20時までかかり、夫と私それぞれ少しずつ助言し仕上げてました。「ムリして書かなくもいいんだよ。」と言うと「やだ。書く!」という粘り強さ。この悔しさこそ本来の内からのパワー。
・絵日記2枚は、楽しいことがあった翌日すんなり仕上がる。
・ポスター(絵)、工作は家では一日中描いたり作ったりの創作活動の日々。が、宿題となると全くやる気は無し。話題にも上らず。
・自由研究はやってもやらなくても良いものの、なんと「やってみたい!」と取り組み始める。
・自主学習(2年生は20ページが目安)は、だいたいみんな漢字や算数の復習をノートにびっしりやってくるが、娘は夏休み最終日の8月30日に突然黙々と切り絵を始め、大胆にページを消費。イイゾイイゾー!!
余白。
夏休み明け、先生や周囲の反応は?
他の子の宿題をチェックしている子などもちろんいない。目立つ工作の作品に視線は集中。
そして学校イチ厳しく怖いと恐れられている娘の担任の先生からは↓
もう何も迷わなくっても大丈夫。
好きなことを好きなだけ追及しよう。
本日も10時半頃保健室へとのんびり登校した娘であります。環境の変化に弱い娘はまだ2学期スタートの波に乗り切れていないけれど、みんなそうやって一人ずつが一人ずつのペースで自由に歩んでいける世の中にしていきたい。
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