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観光は平和産業

※今日この日に改めて書いておきたくなった自分の考え。自分の初心を忘れぬために。メモ書きです。

私が2015年にペルーへ1年留学できたのは、戦争していない国だったから。内戦がまだ続いていた15年前だったら行けなかったであろう。

私が2017年にタイに10日間旅行へ行けたのは、戦争していない国だったから。国内デモが生じていた4年前だったら行けなかったであろう。

「21世紀に侵略戦争が起こるなんて」
私もそう思った。第二次世界大戦後も、国境や宗教を巡る紛争は各地であった。が、23歳まで大学生だった私は「勉強で触れる他の国の“歴史”」であり、リアルタイムでその惨状を実感することはなかった。学生時代は多少危ない国も行けない国ももちろんあったが、イランへ旅行に行く友人もいればベトナムに住んでいる友人もいる。イスラエル人の友人もできた。インドは学生旅行の聖地とも言えた。いずれも“紛争”“戦争”が世界大戦後起こった地域だが、教科書の出来事であり大学生の頃には観光や勉強で行ける土地となっていた。

今回初めて、第三次世界大戦の勃発といつか教科書に載るかもしれないであろう日を、私はテレビを見ながら過ごしていると感じてる。そして改めて感じる、観光は「平和」のもとでしか成り立たない、平和産業なのだと。

平和だから観光できるし観光するから平和が維持できる。

私が観光業に魅力を感じた点でもある。

世界中に友人ができれば、人種差別はなくなるし戦争も誰もしたいなんて思わない。身を持って実感している。そんなにシンプルなことじゃないのだろうけど、争いを始めるのは「国」に見えて実はその中の「人」だ。感情があり欲望があり家族や友人がいるただの普通の人たち。また見たい景色、会いたい人、が国境を越えて増えれば、最悪の事態を避けようと動く人が増えてくれるかもしれない。小さいけれどそういうことだと思う。

私は世界の友人に「日本には私がいる、また会いたい」と思って欲しいし、逆もまた然り、私は世界に会いたい友人がいてそこと戦争状態になることは心底望まない。

渡航禁止になっちゃったら観光なんてなりたたない。現在、渡航できない国がいくつあるか改めて見てみた。コロナの規制もあり全世界レベル2以上の「不要不急の渡航はやめてください」レベル3「渡航はやめてください(渡航中止勧告)」。

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外務省海外安全HP

コロナも国際情勢も、早く事態がよくなりますように。

今、日本の端っこで私にできることは、世界で起こっていることを認識すること、戦争は何があってもダメだと次世代に伝えていくこと、そしてまた国境が開かれたときに備えて言語の復習をしておくこと、そのときに堂々と日本を、伊豆を、温泉を、語れるよう勉強すること。頑張ろう。

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