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学校心理士と学ぶべき分野2

3 心理教育的援助サービスの方法
教師と学校心理学の専門家(SC)などが保護者と連携して行う援助サービス

・1次的援助サービス:入学時のオリエンテーションやソーシャルスキルを高めるための授業実践など、すべての子どもを対象とする促進的・開発的活動

・2次的援助サービス:援助ニーズの大きい一部の子どもに対して主として担任教師が行う予防的サービス

・3次的援助サービス:不登校・いじめ・発達障害・非行など特別な援助ニーズをもつ子どもを対象としてSCなどを交えた援助チームで行う活動。対象は子ども・家庭(保護者や家族)・教師から学級や学校という組織までも含む。
つまり学校心理学は子どもの適応面や進路面だけでなく学習面や発達面までも含めた幅広い援助を包含している。

4 学校心理学的援助の実際
具体的な実践
①子どもと子どもを取り巻く環境理解のための心理教育的アセスメント(子どもが課題に取り組む上で出会う問題や危機的状況についての情報の収集と分析を通して心理教育的援助サービスの方針や計画を立てるための資料を提供するプロセス

②直接的な援助サービスとしてのカウンセリング

③間接的な援助サービスとしての教師・保護者へのコンサルテーション(異なった専門性や役割をもつ者同士が子どもの問題状況について検討し今後の援助のあり方について話し合うプロセス)

④連携を通してのチーム援助

⑤学校組織へのコンサルテーション

⑥心理教育的援助サービスのコーディネーション

学校心理士の活動内容
①学校教育相談:学級担任、教科担任、教育相談係、養護教諭による学校教育相談や授業

②障害のある子どもへの特別なニーズに応じる教育:障害のある子どもへの心理教育的援助サービス、個別教育計画(IEP)、子どもが特殊教育やその関連サービスを受ける場合、個別教育計画を立てる必要がある。IEPは子どものそれぞれの能力とニーズに対応し、一般の授業科目をどのように受けることができるかを説明するもの。IEPに基づく教育、学習障害LDの支援など。

③適応指導教室(教育支援センター)における教育:不登校の子どもに対して学習面、心理面・社会面、進路面にわたる幅広い心理教育的援助サービスが展開されている。

④SCの活動

5 基礎実習の具体的内容

6 学校心理士になるためには
・ケースレポートの実際
・ケースレポートの書き方と評価


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