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特別支援教育とは??

「特別支援教育」
障害のある子どもの自立と社会参加をするための主体的な取り組みを支援するという視点に立ち、対象となる子ども一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を確認して伸ばし、学習や生活で抱える困難さを軽減し改善するための適せるな指導や支援を行う教育。

一人一人が積極的に参加・貢献できる社会を共生社会とよび、実現するための手段の一つがインクルーシブ教育システムである。
「インクルーシブ教育システム」
人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的および身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的のもと、障害のある者と障害のない者がともに学ぶ仕組み。
・障害のあるものが教育制度一般から排除されないこと
・自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること
・個人に必要な「合理的配慮」が提供されること

・障害のある人とない人が同じ場で教育を受けることを追求する
・個別の教育的ニーズのある児童に対しニーズに応えた指導を提供する
・通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校などの連続性のある学びの場を用意する。

こうした特別支援教育の推進によって、障害のある子どもたちは自身の強い力と弱い力を認識し、強い力の活用によって自己向上力につなげ、弱い力を補うために必要な支援や配慮を得る方法などを学び、自立した社会の構成員として成長していく。

多様な学びの場
・通常の学級:特別な支援を必要としている児童が在籍していることを前提とし、通常の教育課程においてこれらの子どもたちの特性に配慮しつつ指導を行っていくことが求められる。

・通級による指導:通常の学級での学習や生活におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする児童に対して、各教科等お授業は通常の学級で行いつつ、障害に応じた特別の指導を通級指導教室とよばれる特別の場で行う指導形態。通級による指導においても「特別の教育課程」を編成して指導を行う。

・特別支援学級:障害の程度が軽度である児童を対象に小学校などに障害種別ごとに設置される少人数の学級。特別支援学級では「特別の教育課程」を編成し自立活動などの特別の指導を行う。

・特別支援学校:障害の程度が比較的重い子どもを対象に、小学校に準ずる教育を行うとともに、障害による学習上または生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的とする学校。特別支援学校は専門性的な知識や技能を活かして地域の小学校に対してセンター的機能といわれる指導内容や指導方法、支援の在り方などの助言や援助も行っている。


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