木曜日は、価値ペイペイで結果にコミットする。
こんにちは。
谷塚総合研究所・メンタリストの塚本です。
今日は前回に引き続き「月曜日から、とびきりうまく仕事が出来る方法。」の深堀り。
前回までのあらすじ
仕事とは、労働と管理の二つで形成されていて、ともに外部への価値提供を目的とする行為です。
労働が、タスクを完了させます。
管理が、目的へのタスク配分を行う。
価値とは、顧客の行動を増減させるもの。
タスクとは、細かく単純な労働の積み重ね。
今日は、価値提供について考えてみる。
おさらい・価値とは行動を増減させるもの。
私は長く心理学を研究していて、とても単純な人間心理が価値を生み出すことを理解しています。
単純な行動が、人間心理にどのように影響を及ぼすか?試してみましょう。
スマホを机に置いて、以下に記した「手遊び」をやってみてください。
①まずは右手の人差し指をつかって、左の手のひらに丸を書いてみてください。もちろん、指でなぞるだけで構いません。
②次に、左の手のひらに書いた丸の中に、三角を書いてみてください。
③丸と三角を書いた左手を、5秒間見つめてください。
できましたか?
この行為自体に意味はもちろんありませんが、手遊びによって後に記す心理効果を得ることが出来ます。
ありふれた心理テクニックですので、上記の手遊びをする時間のない方は、ここで読み終えていただければ幸いです。
この手遊びの効果は、記事の最後で解説しますので、次に進みます。
価値
私たち人間にとって、最も簡単で難しい行為。
それは「行動」です。
頭でいくら利点ややるべき理由を理解していても、身体というのはすんなり動いてくれないです。
頭でっかちな私たちは、理解し納得している手段や方法、タスクに対して「やるべきなのは分かっているけどやらない」もの。
やるべきタスクをやらない理由は単純で、やる価値を信じていない。から。
やっても価値があるかどうか分からないようなタスクを、人はやらないのです。
ですが、前回までの記事で解説したように、価値とは「人の行動を増減させるもの」です。
私たちが、自身の信じているものに価値を見出せる理由は、自分がやってみるから。です。
つまり、価値があると頭で信じている物事であっても、実際に行動しなければ、その物事に価値はないのです。
「いいこと知ったら、とりあえずやってみる」ことで、その物事に価値が生まれます。
そうは言っても、実際に行動するのは「めんどくさい」。
最短で最小の行動こそが価値である
いい情報や知識を手に入れて、自分も活用したい。
そう思っても、実際に行動に移さなかった物事が、どれほどありますか?
ダイエットや恋愛心理学。時短レシピやビジネス書。
世の中には「少なくとも自分の頭からは出てこなかったような情報や技術」が山のように溢れています。
それらは、私たちの実生活に価値をもたらしましたか?
もしそうでないならそれは、行動していないからです。
「毎朝、30分ウォーキングをする」と決意をしても、明日になったら「まあいいか。。。」
価値とは、最短で最小のものが最強なのです。
何度も言いますが、価値とは行動を増減させるもの。
この際、価値を行動と言い換えます。
行動とは、最短で最小のものが最強。
毎朝、30分のウォーキングが目標であるなら、ウォーキング達成までの道のりを細分化します。
・起きる
・水を飲む
・着替える
・家を出る
・30分彷徨う
・帰る
まずは、起きること。
起きられないならもっともっと細分化する。
・目を開ける
・ウォーキング、めんどくせー。と考える。
・スヌーズうるせー。起きてるってば!と考える。
・足つめた!なんでお布団かかってないんだよ!と考える。
・朝から会議か。。だる。と考える。
・とりあえずトイレ。と起きる。
理由はどうあれ「まず起きた」のなら行動しているのです。
つまり、起きたというのはそれだけで価値があるわけ。
おしっこしましたか?
それならまた、価値を積み上げました。
水を飲んだ?おめでとう。朝から価値が満ち溢れている。
あなたには、とても価値がある。
価値とは、行動を増減させるもの。
何やっていたって、あなたには価値がどんどん加算されていきます。
こんな話、信じられない?
だからあなたは不幸なのでは?
いいこと知ったら、まず行動。価値はそこから生まれる。
価値は行動の増減によって生じる。
情報や知識に価値を見出す最短距離、それは
「何かの行動の最中に得た情報や知識は、得た段階からすでに価値がある。」
ということ。
ランニングや筋トレ中の、ながら勉強が最強である理由ですね。
私はしてませんが。
これは!と感じる情報や知識を手に入れたら、何でもいいからとにかく行動してみる。
ランニングでも皿洗いでもいい。
情報と行動を結びつけることによって、価値が生まれます。
さらに情報や知識に価値を見出すための行動には「先払い」という手段もある。
冒頭で記した「手遊び」
実践されましたか?
実践されたのであれば、この記事を読む際に「どこかに価値があるはずだ」という思いを持って読み進められたかと。
単純な手遊びであっても、行動は価値であり、その行動の見返りとなる価値を記事に求める。
私たちが外部に価値提供をする際、使えるテクニックはこれです。
ごくわずかなものでもいいので、受け取る側に行動を促すのです。
すると、受け取る側・顧客は、行動によってすでに価値を感じており、その価値の理由や所在地を探します。
価値があるから行動するのではなく、行動するから価値がある。という感じ。
そして私たちは、行動自体が価値である。ということを実生活に落とし込むべきです。
終わりに
長くなったので終わります。
繰り返しですが、冒頭の手遊び自体に意味はありません。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。