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包丁を持ったママ!?

今日もお疲れ様です。
暑いのでサーティワンのアイスが食べたいです🤤
 


実家に帰省していた日。
いつものように母と夕食の準備をしていた。
その日のメニューはトンカツ、タコの唐揚げ
エビの唐揚げ等の揚げ物、サラダ、お味噌汁だった。
油で揚げるのが苦手な母に代わり、帰省した時はいつも私が揚げ物担当だった。
実家のキッチンは左から順に、食器乾燥機・流し台・作業台・ガスコンロがある。
1番右のガスコンロに立ち、順番に揚げていく。
母は私の左に立ちサラダに使う野菜を切っていた。

トンカツから揚げていき、次に何を揚げるか母に聞く。
「母さん、次エビ?それともタコ揚げる?」
母は私の声が聞こえなかったようで
あろう事か右手に包丁を持ったまま🔪私の方に向いたのだ。
次の瞬間

ぷす…💥  
私の手首から肘の丁度真ん中に母が持っていた包丁が刺さってしまったのだ!

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!」

私より母が先に悲鳴をあげた。
刺さった場所が凄く痛かったのだが、動揺している母を目の前にすると意外と冷静になる。

「いや、痛いのは私。悲鳴あげたいのこっちだから!」

そう言う私に母は叫びながら

「何でよ!!?!あんたがそこにいるのが悪いのよ!!!💢」キィィーーーーー💨

と逆ギレ💢して話にならない。

包丁は私の腕に刺さったまま。 
(刺さるというか突かれている?状況💦)

「いいから、包丁そっと腕から離してみて。多分出血してないと思うから。」 

出血していたら包丁を抜くのは駄目だけど
多分血は出ていない確信があった。

静かに母は包丁を私の腕から離した。
血は出ていなかった。
ただ擦り傷が3センチ程残っていた。

何故出血しなかったのかは分からない。
包丁が古いから切れなかったのか?
私の脂肪が多かったのか?

しかし左腕に包丁がめり込んでいたのを見た時
病院行きと思ったのは確かだ。🚑

私が出血してないと分かった途端

「気をつけてよね!あ~怖かった~でも血が出てなくて良かった~」

と言った母にイライラした💢
そりゃ血が出なかったのは良かったよ。
でもその言い方はないわ~
いつもはスルーするけど、今回ばかりは見逃せない。

「気をつけて、じゃないよね?まずは私にごめんなさいって謝るんじゃないの?それに、包丁持ったまま相手の方に向かないでよ!危ないでしょ!」

「いや、あんたがそこにいるのが悪い!」

母は絶対謝らない。

「今回はたまたま私で、たまたま血が出なかったから良かっただけなんだよ!出血してたらどうするの?」

「……………………」

無言だし、謝らない。
昔からそんな人。
年を重ねても変わらない。

「もういいわ。今度から気をつけてよね。」
そう言ってガスコンロに向き直し揚げ始めた私に小さな声で

「分かったわよ…………」

と母の声が聞こえた。


やっぱり
母は謝らなかった。


  










 






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