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【葬送のフリーレン】勇者の剣とハンバーグ

ハンバーグはいつもヒーローだ。子どもなら真っ先に飛びつくし、大人でもときどき無性に食べたくなる。名店の肉汁したたるハンバーグもいいが、親しい人が作ってくれる愛情エッセンスたっぷりのものも格別だ。

勇者は剣を選ばず。何か成し遂げた者が勇者だ。そして、勇者は無数にいる。魔王を倒したヒンメルも勇者だし、戦士の里のシュトルツ(シュタルクの兄)もしかり。

勇者は選ばれし者ではなく、自ら望んで成る者なのかもしれない。ヒンメルは誉れたかい勇者の剣を引き抜けなくても魔王は征伐できたし、シュトルツは魔族を倒せなくても愛する弟を未来のために逃がせた。

シュトルツは決して汚されない純白のコートを弟にあっさり汚されても、顔色ひとつ変えない。父に内緒で、弟のためにハンバーグを焼いてくれたりする。フリーレンのいうとおり、高潔で非の打ち所のない勇者は、後世の創作なのだろう。

戦士アイゼンによれば、頑張った者はだれもが戦士で、誕生日にハンバーグを食べる資格があるという。今回の放送日に誕生日を迎えた私(筆者)は食べてないが、まあ食べたつもりで満足する..
フェルンの嫌いなえっちでも、勇者になれるよね。

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