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英語脳のつくりかた

上記のイラストはイギリスのジョークです(*^^*)
英語学習者がカタコトの英語でイギリス紳士に話しかけていますが
イギリス紳士は不機嫌です。

5000ポンド(約70万円)費やして、
「イギリス」英語を学んだ外国人。
そしてもう一度、イギリス紳士に話しかけたら、
今度はにっこり受け入れてもらえました。
イギリス英語には欠かせない丁寧表現
「Please(〜して下さい)」を言えたからです。
英語はデタラメなままなんですけどね ^^; www


。。。本題ここから
【英語脳のつくりかた】

ここでいう「英語脳」とは、「英語を英語のまま理解すること」です。
そうすることで、日本語を介することなくスムーズに会話ができます。

日本語と英語は真逆の言語です。
言語のつくりも、文化背景も真逆なのです。

ですから、英語から日本語へ、日本語から英語へ
いちいち訳しながら会話をしていたら、
倍以上の時間と労力がかかるのです。

言語の構造を見てみると、例えば

(私は)昨日公園で友達とサッカーをした。
という日本語の英訳は、

I played soccer with my friends at the park yesterday.
私は プレイした サッカーを 友達と 公園で 昨日
となるのです。

英語はまず、主語を明確にしてから話し始めます。
主語(S)、動詞(V)、目的語(O)
誰が(S)、どうした(V)、何を(O)


小学校の国語の授業のであるような
「いつ、誰が、何を、どこで、だれと、どうした」ゲームの
英語版を英会話の生徒と遊んだことがあったのですが、
日本語との語順の違いがよくわかり、盛り上がりました。

英語の場合は、
「誰が、どうした、何を、だれと、どこで、いつ」
who how what whom where when
日本語の語順と真逆ですね。


【英語脳に慣れる英語学習の方法】
わたしのおすすめは、「和訳しない」です。
単語やフレーズごとに「日本語に変換する」のはOK
ですが、1文全体を「和訳しない」
英語を語順通りにアタマから、そのまま理解します。

上の例文で考えると
I played soccer with my friends at the park yesterday.
私は プレイした サッカーを 友達と 公園で 昨日

と、単語単語は必要に応じて訳すのですが、
学校の試験であるような
「日本語の正しい語順にいちいち和訳しない」のです。

和訳していると、以下のような複雑な過程を
頭の中で繰り広げて英会話することになってしまいます。
■英語で聞く⇒和訳する⇒日本語で理解する⇒
日本語で文章を組み立てる⇒英訳する⇒英語で発言する

英語でそのまま理解する英語脳を使えば、
工程がシンプルになります。
■英語で聞く⇒理解する⇒
文章を組み立てる⇒英語で発言する

読むときも、聞くときも(インプット)、和訳しません。
そうすれば、話すとき(アウトプット)に
英語の語順で考え、発話できます。

「そんなの難しい」と思うかも知れませんが、
いちいち和訳している方が難しいんです。
語順が真逆の言語をむりやり頭の中でこねくり回して
翻訳しながら会話するのですからとても疲れます。
なぜ、そう思うかと言うと、私が通訳をするときに
この作業を頭の中でしなければならず、
普通の4倍くらい疲れるからです。

難しい英単語や文法は会話には必要ありません。
「中学英語で十分」と言われています。
語順は「主語、動詞、何を」SVOと覚えていれば十分です。
日本語は動詞が最後にくるのですが、
英語は主語の直後に来ることさえ意識できれば、
動詞のあとに続く言葉は、前の言葉を補う単語になるからです。
動詞(V)のあとの、目的語・何を(O)は、
「つっこみ」なんです。

I played soccer with my friends at the park yesterday.
私は プレイした(何を?) サッカーを(誰と?)
友達と(どこで?) 公園で(いつ?) 昨日

「play」〜をする、スポーツをする、遊ぶ、楽器をひく
このplayという単語は、I play だけだと
「何をplayしたの?」というつっこみが入りますよね。
なので、「soccerサッカーを」とplayを補う情報が付け足されるんです。

このように、英語は後からどんどん必要な情報を
付け加えていく語順なのです。
ですので、最初に「主語」「動詞」だけ言ってしまえば、
あとはそれに付随する情報を考えながら付け加えて
話していけるのです。


【カタカナ語を深掘りする=語彙力アップ】

また、英語脳(英語を英語で理解する)に役立つのが
「カタカナ語」です。
英語脳の理想は、「Apple」という単語を聞いたら、

りんご

「丸くて赤い(ときに青い)果物」が頭の中に
イメージとして浮かぶのが理想です。
(近頃は、iPhoneやMacのメーカーの方を
思い浮かべる人も多いかも知れませんが、、、w)

Appleと聞いて、いちいち「りんご」 と和訳してから
りんごのイメージが頭の中に浮かぶのは、
タイムロスと余計な脳のエネルギーを使います。
なので、英単語も訳さずにイメージができるのが理想です。
すべての英単語は難しいですけど。。。

そこで、英単語のストックの役に立つのがカタカナ語なんです。

実は日本語は英単語がたくさんあるのです。
ただ、意味があいまいに使ってるものや
発音がカタカナ語で覚えてしまっているものが多いので、
その英語本来の意味や発音を調べてしまえば、
すでにあるカタカナ語禄のなかから、
英単語を1つ覚えたことになるのです。

ビジネス英語でも、
「コンセンサスがー」とか
「クライアントがー」とか
カタカナ語がいっぱいありますよね。


【好きな分野、知っている分野のことを英語「で」読む、聞く】

趣味のスポーツ、アニメ、なんでもいいのですが、
自分の興味のある分野のこと、を英語でインプットすると
背景知識がすでにあるので理解しやすいです。

知りたい気持ちや楽しい&好きな気持が英語学習を加速してくれます。

特に、大好きで何度も読み返した本、何度も見ている映画など
すでに内容を知っているものを英語版で見ると
「このセリフは英語ではこんな言い回しをするんだ」などの発見や
なんとなく英語が聞き取れるようになってくるので無理なく取り組めます。

映画で考えると
吹き替え⇒英語字幕⇒字幕無しで見る
などです。

私はイギリスに住んでいたときに、
ブリティッシュイングリッシュの発音に慣れるのに苦労しましたが、
BBCのドラマにハマり毎日みていたら、
イギリス人の発音が聞き取れるよになり、
むしろブリティッシュイングリッシュの方が
心地よく聞こえるようになってしまいました☆
イギリス独特のお下品な表現もたくさん学びましたw


■子供向けの英語の本を読むのもおすすめです。
文章はシンプルで平易ですが、内容が深くて面白いです(^^)

“And now here is my secret, a very simple secret: It is only with the heart that one can see rightly; what is essential is invisible to the eye.”

「とっても単純なヒミツはね、
ハートだけが正確にものごとが見えるんだ。
じゅうようなモノは目には見えないんだよ。」

英語学習のヒントになれば嬉しいです(*^^*)

Thank you for your Being, Thank you for your Presence.🙏 ✨あなたの存在にありがとう✨ 最後までお読み頂きありがとうございました♡