新潟黄金神威の旅
ボンチノタミ、ジョーカーです。
行ってきました新潟。
『ゴールデンカムイ展ファイナル』へ!
新潟市新津美術館
『ゴールデンカムイ展ファイナル』開催地
まずはこちら。今回の旅の最大の目的地。
ちょっと山道を進んだ先にあって、周囲は木々に囲まれた静かなところ。
わたしたちは平日(金曜日)の、開館時間10時にあわせて行ったのですが、駐車場も空いており、開館前に並んでいる人数もそれほど多くありませんでした。朝から雨が降っていたせいもあるかもしれませんが。
入口から展示エリアまでは広い階段になっていて、そこにパネル展示がされています。
会場の形状に合わせたパネルの配置がお見事でした。
特に尾形の位置は、まさにスナイパー。
パネル展示エリアの両サイドには第七師団の巨大バナー。
新潟出身の3名が並び、向かい側には鯉登&二階堂。
階段を上りきると展示エリアの案内とともに連載完結記念イラストのパネルがあります。
この先の展示エリアも一部を除き撮影可能となっています。
ただし、美術館内では一眼やコンデジなどでの撮影は禁止です。
スマートフォンまたはタブレットでの撮影のみ可能ですので、カメラ持参の方は館内ではカメラをしまっておくかロッカーに預けておきましょう。
展示を見ながら改めて杉元たちの旅を思い出し、最後のエリアでちょっと感動しました。
最後のエリアは、作品の、そして彼らの旅の終わりを感じさせるシンプルかつ静かな展示で、展示エリアの仕切り方も相まって、動から静への流れが心地好かったです。雰囲気作りがとても良い。
図録で展示物やキャプションをあとで見ることはできるのですが、やはりエリアの作り方や展示パネル装飾、配置など、現地でしか感じることのできない空気を存分に吸えて大満足でした。
個人的に囚人エリアの二瓶のところの展示パネルがしっかり〇起していたのがツボでした。笑っちゃった。
漫画作品の展示なんですが、本当に彼らがそこにいて生きた証、辿った道を追いながら、歴史の1ページを見ているような、そんな気分になりました。
前日に史料館に行ったから余計にそう感じたのかも。
この作品に、そしてこの展覧会に関わった、すべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
このあと館内にある公式グッズショップへ行ったのですが、こちらへ行くと展示エリアへの再入場はできなくなります。
また、グッズショップもお会計後は再度入ることができないので、存分に展示を楽しんでから、買い忘れのないようにじっくりお買い物してください。
行ったところ
今回の旅行は1泊2日。初めての新潟旅行。
せっかくなので、もちろん美術館以外にも観光を楽しんできました。
初日は新発田の白壁兵舎公報史料館と新発田城へ行き、阿賀野で宿泊。
2日目は新津美術館で『ゴールデンカムイ展』を堪能したあと少し時間の余裕があったので、新潟駅にもちょっとだけ寄ってきました。
白壁兵舎公報史料館(新発田)
初日の最初の目的地。自衛隊新発田駐屯地のすぐ隣にある史料館です。
ここはもともと新発田城があった場所で、その後、陸軍兵舎が建てられ、さらに現在では自衛隊駐屯地となっています。
ここを訪れる『ゴールデンカムイ』ファンも多く、スタッフの皆様も大変フレンドリーでした。
『ゴールデンカムイ』で新潟といえば長岡出身の鶴見中尉、佐渡出身の月島軍曹。そしてなにより、新発田は宇佐美上等兵の出身地です。
兵舎をそのまま利用した史料館は建物だけでも歴史を感じることができます。美しい真っ白な壁。まさに白壁兵舎。
2階建ての館内には、新発田城の史料、日清・日露戦争から終戦までの郷土部隊の遺品や写真資料、現在の陸上自衛隊の活動について展示されており、中世・近世から近現代に至るまでの数多くの史料を見ることができます。
ボリュームがすごい。
これは金カム関係なく単純に歴史好きとして大変興味深い場所でした。行ってよかった。
特に、わたしはこれまでの旅行で中世(戦国時代)のお城やそれに関する史料館などに行くことが多かったので、近現代の史料をゆっくりと見たのは初めてで新鮮でしたし、とても勉強になりました。
『ゴールデンカムイ展』の前に見ておいてよかったです。本当に。
こちらは入館無料で、誰でも見学することができます。写真撮影もOK。自衛隊グッズの売店もあります。無料駐車場もあるので車で行っても安心です。
ちなみに売店には、宇佐美上等兵のコーナーができていました。
スタッフの方たちがグッズを集めて作ったわけではなく、来館したファンの皆さんによって「里帰り」した宇佐美上等兵が集結しています。
こちらも自由に写真撮っていいですよ~とのこと。本当に、皆さんとってもフレンドリー。
『ゴールデンカムイ展ファイナル』のポスターも掲示されていました。
スタッフさんが「このポスターは自衛隊の掲示許可のハンコが押してあるので貴重ですよ!」と教えてくれました。確かに、よく見ると会期の右上辺りに許可印が押してありますね。
この印があるポスターは、こちらで掲示している2枚しかないそうです。売店と、お手洗い前の掲示板に貼ってあります。
新発田城
白壁兵舎のすぐ隣……というか、駐屯地も兵舎もそもそも新発田城跡の敷地にあるので、本当にすぐそこです。
こちらは国指定重要文化財が2つありまして、さらに再建された櫓もあります。
現存している国指定重要文化財の「表門」と「旧二ノ丸隅櫓」、再建された「辰巳櫓」は中に入ることもできます。
撮影もOK。表門の向かい側には売店があり、お土産を買うこともできます。新発田方言手拭い、迷わず買ってしまった。
100名城スタンプは表門のところで押せます。案内スタッフの方にスタンプを押したい旨を伝えたら、スッと出してくれました。
櫓から駐屯地の様子や兵舎の全景を見ることもできます。これ、すごい風景だなと思いました。この場所の歴史を感じられますね。
新発田城は別名菖蒲城とも呼ばれる城。
6/12~6/23には五十公野公園・あやめ園でしばたあやめまつりも開催されます。
5/15~6/30の間はあやめまつり限定版の御城印も販売中です。
通常のものとセットで買うとちょっとだけお安くなります。
白と黒が美しい海鼠壁。
こういうところに残っている平城って、歴史とともに町の風景に溶け込んでいるさまが、山城とはまた違った魅力があるんですよねえ。
新潟駅
2日目の帰りに時間があったので、お昼ごはんを食べて、お土産を買いました。
駅ビル「CoCoLo」の駐車場は、駅ビルで買い物をすると駐車料金が最大2時間無料になります。
お酒、お米、お菓子、いろいろ売っていました。やはり土産を買うなら駅は強い。
食べたもの
食べたもの全部美味しかった、新潟の「食」。
そこそこいろんなところを旅行してその土地のいろんなものを食べていますが、新潟がダントツで美味しかった!
お土産で買ってきたものも全部美味しくて、家に帰ってからもしばらくは余韻に浸っていました。
さすが米どころ、とにかくお米が美味しすぎて最高。
おにぎり
新潟で最初に食べたもの。
新発田でいただいたおにぎりと味噌汁のセットです。味噌汁に入っている大きなお麩が美味しすぎてお土産にも買ってしまいました。
このおにぎり塩味もついていなくて、塩と塩昆布と梅がついているので自分で好きな味で食べてねっていう感じなんですが、お米も味噌汁も美味しくて最高でした。
新発田駅から徒歩7分のところにある「寺町たまり駅」でいただきました。
お土産も買えます。クラフトビールや日本酒も売っています。
もちろんクラフトビールは迷わず購入。
月岡ブルワリーの「湯上りペールエール」と「エメラルドエール」を買わせていただきました!
また、後述する「スギサキアイス」もこちらで買えます。
タレカツ丼
醤油・砂糖ベースのタレにくぐらせたカツをどーんと白米にのせた丼。
宿と駅ビル、2ヶ所で食べて味を比べてみたんですが、ちょっと違う。このタレもお店によって特徴があるのかな?
わたしはソースカツ丼が大好きなんですが、この和風タレのカツ丼もクセになる美味しさでした。
米に合う、合いすぎる。美味しかったです。
のっぺ
さっぱりとした煮物です。
夏は冷やして食べるそうで、わたしがいただいたものも冷たいものでした。
すっきりさっぱりとした澄んだ味で、薄味だけどお出汁の味がしてちょうどよい。煮物が冷たいのに美味しいなんて! とちょっとびっくりしました。美味しかった~。
こちら、農林水産省のHPにある「うちの郷土料理」にも新潟県の郷土料理として掲載されています。
えご(えごねり)
金カム好きならきっと知っている「えご」または「いご」です。
えご草を使って作る「えごねり」。佐渡では「いご草」「いごねり」と呼ばれており、こちらも農林水産省のHPにある「うちの郷土料理」に佐渡の郷土料理として掲載されています。
月島軍曹推しとしてはぜひとも食べてみたかった一品。まさか宿の食堂にあるとは思わなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
こちらでは酢味噌をかけて食べたのですが、生姜醤油や辛子醤油などをつけるのもスタンダードとのこと。
味と食感は、ちょっと海藻の風味が強い刺身こんにゃく、という感じですかね。
白米といごねりを食べることができたので、これで月島軍曹の好物コンプリートです。ヤッタネ。
スギサキアイス
こちらは寺町たまり駅で見かけて購入したのですが、事前にXで新発田のオススメ食べ物として紹介されていたのを見かけており「これが!」とちょっと感動しました。
モナカの中はまったり濃厚バニラアイス……というより、さっぱりとしたシャーベットに近いシャリシャリ食感のアイスが入っています。
美味しかったです。これ、近所に売ってたらちょこちょこ買って食べちゃうかも。シャリシャリ感が気持ちよくて好き~。
ただ、ものすごくキンキンに冷えているため歯にしみます。そしてわたしはかぶりついた際に上顎を低温火傷したらしく皮がむけました。
見つけたらぜひ食べてみてほしいアイスですが、食べるときにはご注意を。
新潟、本当に美味しかった。
ありがとう。
月島軍曹特記事項
『ゴールデンカムイ』でわたしの最推しである月島軍曹。新潟の佐渡出身。
今回、佐渡には行けませんでしたが、佐渡を見ることと、念願の「えご」を食べることができました。
さらにお土産に佐渡の「いごねり」や佐渡のお酒を買うこともできたので、ここに書き残しておきます。
北陸自動車道米山PA(上り・下り)
山梨から車で行ったので、中央道~長野道~北陸道みたいなルートだったんですが、行きと帰りで寄ったPAで月島軍曹の生まれ故郷・佐渡が見えました。
新潟駅周辺の展望台から見えるよという情報はいただいていたのですが、行ける時間があるかわからなかったので(実際、新潟駅には行けましたが周辺を散策する時間的余裕がなかったので展望台には行けず)ここで見られてよかった!
えごねり/いごねり
現地で食べることができたので満足してはいたんですが、できればお土産にも買いたいなあ、と思っていた一品。
新潟駅のスーパーで売っているという情報をいただいていたので駅に行ったのですが、スーパーには行けなかったものの、2階の土産屋で買うことができました!
家に帰ってから早速いただいたのですが、宿の食堂で食べたものより風味が強く、こちらのほうがわたし好みでした。
購入したのは、わたしたちが旅行に行く直前にオープンしたばかりだという雪國商店というお店。
上越妙高地域と佐渡の特産品を販売しているお店で、角打ちもあるし、ソフトクリームの販売などもあります。
宿での表記は「えご」だったんですが、ここで販売しているものは「いごねり」。本当に呼び方違うんだ~! と妙なところで感動しました。
佐渡のお酒
北雪酒造のお酒と梅酒を購入させていただきました。
どちらも帰ってから飲ませていただいたのですが、美味しいです。
美味しい日本酒って水みたいに飲めるんですよね……翌日にも残らないし、本当に美味しかった。
梅酒のほうはちょっと大きい瓶で買ったのでちょっとずつ飲んでいます。やぱりロックがいちばんかな~。
ありがとう新潟、ありがとう黄金神威
というわけで、1泊2日の新潟旅行、とっても楽しかったです!
本当に、久しぶりの家族旅行でした。わたし自身、出張や用事があって県外に行くことはあっても、こうしてゆっくり旅行するのは久しぶりだったので楽しかったです。
長距離運転でしたが無事に事故もなく行って帰ってこられたので安心しています。
今回運転してみて、上越あたりまでならそんなに遠くないなと感じたので、次こそは春日山城を攻めたいところですね。
オマケ。
今回の旅行で地味にテンション上がったところ。
旅行先で地元のスーパー行くのっていいよね! 大好き! という勢いで立ち寄らせていただきました。
山梨でいうオギノみたいなもんかな~とか言ってたら、本当にそうでした。
CGCグループ。コジカ使えるんかい!
新潟の皆さん、山梨に来ることがあったらオギノで買い物すればコジカ使えますよ。
せっかくなので山梨のスーパーでは見かけないお米を買いました。
つきあかり。いい名前だね。食べるの楽しみだな。
本当にありがとう新潟。
ありがとうゴールデンカムイ。
まだまだこれからアニメファイナルも実写続編もあるので楽しみにしています。
この記事が参加している募集
よろしければサポートいただけると嬉しいです。作業環境の向上、猫のごはん代などに使わせていただきます。