あきる野ハイキング(滝を見に行く)
山が気持ち良いのは知っている。空気が澄んでいて、木陰なんてひんやりと心地よい。都会では見られない植物にも出会える。なのに、腰が重いのは、仕事で3ヶ月の間に4回も下から高尾山に登ったからだ。山は大変、というイメージがついてしまって、なかなか行こうという気にはなれなかったのだ。
そんな時、滝好きのRさんがオススメの滝を案内します、と声をかけてくれた。高尾山のような過酷な道はなく、楽しめた。それが5年くらい前。それから時を経て、またまた声をかけて頂いた。ハイキングに行きましょうと。山を克服したい、と参加を決めた。
5月の終わりにハイキング決行。滝好きRさんと、100キロマラソンに挑戦するほどの健脚Sさんと武蔵五日市駅で待ち合わせ。てくてく歩いていくと、畑の横に無人野菜売り場が。立派な大根とカブが100円!欲しいと思いながらも、まだハイキングが始まったばかり。ムリだ・・・。と諦めて歩いていたら、数百メートル先にまたまた無人野菜売り場が。見るとかわいいコロコロの新じゃがが!Rさんが「ただ蒸しただけでもおいしそう」と。ほんとそこにバターと塩だけで絶対おいしい。Rさん購入。頭の中で、ぐるぐると言い訳を考える。まだ始まったばかりだけど、これくらいなら背負っていけるし、絶対に美味しいはずだ。これくらいダイジョウブダイジョウブと言い聞かせてお財布を取り出した。(濃いぃ味の、ほくっとしたおいしいおいもでした)
最初は以前にも連れてってもらった広徳寺。大イチョウのあるお寺。本当に生命力のある木で、枝の途中にモミジが生えていて驚いた。これが共生ということか?なんて思う。イチョウの優しさ、イチョウとモミジのたくましさを感じる。銀杏も実を付けていて、まん丸のキレイな青に見惚れる。
お参りをして、山に入っていく。山の入り口にイノシシ除けの電流が流れていて、ドキドキしながらまたぐ。
歩いているとあちこちに見たことのない花や葉に出会う。かわいい!見たことない!キレイ!どうやって撮ろう、といろんな感情が沸き上がる。なんて楽しいんだ。ちょこちょこ立ち止まってカメラに収める。
歩いて歩いて、左右が高い高い断崖絶壁の道の先に滝が見えた。見えない所からたくさんの水が湧き出ているさまや、左右の壁が崩れてきたら助からないだろうとの想像から、自然のすごさと恐怖を感じる。都会にいたら普段考えたり感じられないことを思う。
またまた歩いて歩いて、二か所目の滝に到着。Rさんが投稿していた写真を見て、横になってる木に座ってみたかったのだ。靴と靴下を抜いで水に入る。「痛い!!」と声が出るほどの水の冷たさ。本当に痛いのだ。またまた自然のすごさを感じる。RさんSさんと滝行しようと話していたけど、こりゃあムリだ。足を数秒入れてるだけでも痛くて耐えらないのに、滝行なんて以ての外だ。滝行すれば何か変われるかと思っていたけど、他の方法を考えよう。イタイイタイと言いながら横になってる木にたどり着き、何とか座るも足を付けていらないので、足を上げて一生懸命バランスを取りながら滝を眺める。またまた自然の偉大さを感じる。
お昼はお蕎麦屋さんで。なぜか、かなーりの時間待たされてやっとお昼にありついた。まぁ、それも思い出。大きな大きななめこのおそばを頂きました。
かなーりの距離を歩いたハイキング。かわいい草をたくさん撮れて楽しかったな。自分の好きなこと、興味あることを感じることができた。もうちょっと体力つけとかなきゃだったなぁ。