心の機微に触れられる(映画のはなし1)
弁護士の史郎と美容師の賢二、ふたりが生活していく中で起こるあれこれや、それぞれの家族の話。
ベテラン俳優さん二人の演技はとても見ごたえがある。心から役に入り込んでることがわかる目に、ぐっと引き込まれた。それぞれの人たちの立場に入り込んで、胸がきゅっとなって顔をしかめたり、心が温かくなって頬を緩んませたりしながら観た。笑い声が漏れてしまうことも。
ごはんを一緒に食べて、「おいしいね」って言える家族や友だちがいるってステキなことだ。年月を重ねると親が歳をとったり、自分が変わったり、友だちや恋人などメンバーが変わったり……。その時の、大切だなと思った気持ちや時間を味わっておこうって思える映画でした。