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受取人確認サポート🚪

あるカード会社で、ポイントプレゼントを実施していたので、申し込むことにしました。

携帯電話で、ものの5分。
ササッと手続きが完了しました。

一週間と経たないうちに、宅配会社から不在連絡通知が届きました。
ポイントが付いているカードで楽しみにしていたため、早速、再配達の電話連絡をして、ドライバーさんに来てもらうことにしました。

「受け取りに、本人確認できるものをお願いします。運転免許証とか、マイナンバーカードで大丈夫です」
と言われ、部屋を探しましたが、いつもの場所に見つかりません。

この前、病院に行ったときの荷物に、健康保険証を入れていたことを思い出しました。

それを持って、玄関に行くと、
「すみません、マイナンバーカードか、免許証かパスポートでないと、ダメなんです」
と言われました。
顔写真がないと、クレジットカードの受け取りが出来ないのです。

仕方なく宅配ドライバーさんには一旦、持ち帰っていただきました。

◇マンション、アパートの場合、部屋番号の記載がないと配達不可。

◇路上受け渡し、玄関前での受け渡しは不可。

◇生年月日の端末照合が完了してからの受け渡し。

◇公的証明書の原本にて、本人確認を実施。

◇口頭による生年月日の確認は不可。

などなど、厳しい注意事項がありました。

すぐに免許証類を入れたカード入れを用意し、再びドライバーさんに来てもらいました。

運転免許証を差し出すと、その個人の番号を宅配ドライバーさんの機械に打ち込んでいました。

以前は、部屋から出てきた人は、その住所に住んでいる者、と判断されましたが、昨今のクレジットやポイントカードを受け取りは顔写真が必要みたいです。

マイナンバーカードを持っていない人、運転免許証を持っていない人は、カードを配達してもらえない事態になります。

犯罪が多いとはいえ、このシステムは驚きました。住んでいるだけでは、証明にならないのです。

たしか郵便局でも、再配達通知を持って郵便局で受け取る際、運転免許証の番号を窓口の方がメモして荷物を渡してくれました。

対面で、本人を確認するために顔写真を必要とする世の中‥‥

『犯罪収益移転防止法』という法律に基づいた宅配会社の措置です。

特定事業者に対して、テロ資金供与防止やマネーロンダリング防止を目的として、取引時の本人確認等について定められている法律です。

令和2年くらいから積極的に取り入れられているようです。

マスクをつけることが多くなり、顔の半分が隠れてしまって、犯罪を企む人たちには有利な世の中になったのかしら‥‥⤵︎

人間の都合で作る社会が、今を生きる人の生活を窮屈にしていくのです。

実家は田舎で、私が幼い頃は
学校から帰ると鍵をかけていないのがスタンダードでした。

先日、帰郷したら、改築した新しい玄関には最先端の施錠で音を立てずにスムーズに開錠して家に入りました。

それが喜ぶものなのか‥‥
小学生の私は、開け放った玄関に『はじめまして』のワンコ🐶が舌を出してはしゃいでいた場面の方が、よっぽど幸せだったように思ってしまうのです。

自由に出入りできる玄関は、今は存在しないのです。

そのうち、人間の皮膚の中にマイナンバーカードを入れる社会になってしまったら‥‥

世の中を窮屈にしないで済む、安全な暮らしをしたいものです。

年々、たくさんの勉強が必要になって、すっかり劣等生の気分です。



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