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北海道周遊 2018年夏① 千歳・恵庭・北広島・札幌

最初の入場券集めは2018年夏。このときは、わがまちご当地入場券101種類をコンプリートしようという気はさらさらなく、廃線が決定していた石勝線と札沼線の一部区間を乗りにいくついでに、買える入場券も買っておこうといった程度のものでした。結果的にほとんどの駅は、以降の旅で再訪しています。

この旅は、友人たちと北海道旅行にでかけたついでに、一人1日北海道に残って乗り鉄したものです。元々、各地から新千歳空港合流、新千歳空港解散だったので、このようなわがままをさせてもらいました。ということで、新千歳空港まで友人のレンタカーで移動し、保安検査場をくぐる友人を見送ってから旅はスタートです。

といっても、時刻はすでに夕方を過ぎて夜に差し掛かる頃。今夜は札幌駅に向かって、明日に備えて駅前のカプセルホテルに泊まるだけです。新千歳空港から札幌までは、JR北海道の快速エアポートで約37分。本数も15分間隔と充実しています。せっかくなので、札幌までの間途中下車して、わがまちご当地入場券を購入します。

地下の新千歳空港駅を発車した快速エアポートは地上に出て、次の南千歳に停車。ここから千歳線に入り、札幌に向かいます。南千歳は千歳線と空港支線、石勝線が分岐し、空港からJRで道南・道東方面に向かう場合の乗換駅として機能しています。かつては南千歳が「千歳空港駅」を名乗っていました。

1. 千歳駅

南千歳の次、千歳駅で下車します。千歳市の入場券販売駅です。早速、初めてのわがまちご当地入場券を購入します。

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発売場所 千歳駅北口(2階)みどりの窓口(5:30~23:00)

表面の写真は石勝線を走る特急スーパーとかち。裏面には支笏湖や新千歳空港がデザインされています。千歳は元々、アイヌ語から「シコツ」と呼ばれていたものの、「死骨」につながることから縁起が悪いとして、この地にいた丹頂鶴にあやかって「千歳」と改名された経緯があるようです。

2. 恵庭駅

千歳線は15分間隔の快速エアポートに加え、普通列車、さらには道南・道東方面からの特急列車や札幌への貨物列車も乗り入れるため、JR北海道の路線でトップレベルの運行頻度を誇ります。

次に来た列車で千歳の3つ先、恵庭駅で下車しました。恵庭市のご当地入場券を購入します。

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発売場所 恵庭駅 みどりの窓口(5:35~23:30)

表面は721系電車と、キハ183系の初期型車両。写真に写っているキハ183系の初期型車両の先頭車は「スラントノーズ」と呼ばれる独特な形状で、マニアの間では人気の高かった車両です。裏面には恵庭市の情報が載せられています。恵庭の市名は、恵庭岳を表すアイヌ語「エエンイワ」(頭が・尖っている・山)に由来します。

3. 北広島駅

恵庭からさらに移動して、3つ先、北広島駅で下車。北広島市のご当地入場券を購入します。

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発売場所 北広島駅 みどりの窓口(5:45~23:30)

表面はこちらも721系電車。JR北海道発足直後に札幌近郊用として製造された車両で、快速エアポートにも使用されています。裏面には、北広島の見どころと、クラーク博士のモチーフ。クラーク博士が札幌農学校での任期を終えて帰国する際、北広島の旧島松駅逓所で見送りにきた教え子たちに「Boys, be ambitious」の言葉を残したと言われています。

北広島の地名は広島県からの移住者が入植したことにちなんでおり、広島市との混同を避けるために、北広島を名乗っています。

4. 札幌駅

北広島から移動して、札幌駅に到着しました。これから幾度となく降りることになる駅ですが、札幌市のご当地入場券を購入しておきます。

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発売場所 札幌駅 西みどりの窓口、東みどりの窓口(5:40~23:55)

表面は桑園駅から撮影されたものでしょうか。右2線が函館本線、左1線が札沼線と思われます。裏面には大通公園の夜景がデザインされています。札幌の地名はアイヌ語の「サッ・ポロ」(乾いた大きい)に由来するなど、諸説ありますが、市内を流れる豊平川の呼称に由来するのは共通しているようです。

札幌駅の入場券は機会があるごとにちょこちょこ購入していたのですが、偶然9000というキリのいい券番を手に入れることができました。


千歳線の各駅はみどりの時間の営業時間も長く、かなり集めやすい駅ばかりでした。実はこの日に友人と訪れた小樽で、ご当地入場券を購入しているのですが、小樽は後日訪問しますので、その時に改めて紹介します。

明日は朝から、今は亡き札沼線と石勝線の廃止区間に乗り、夕方に新千歳空港から帰る予定です。

なお、駅名の前に番号を振っていますが、便宜上、初めて買った順に適当に振っているだけのものです。

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