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北海道周遊 2019年夏⑤ 北見・美幌・女満別

道内3日目は北見駅からスタートです。

76. 北見駅

北見表

北見ウラ

発売場所 北見駅 みどりの窓口(6:10~22:20)

北見駅は、特急「オホーツク」「大雪」を含む全列車が停車する石北本線の主要駅です。オホーツク地方の中心都市北見市の中心に位置します。北見の名は、晴天の日にはカラフト島が見えることから、北海道の北の字と合わせて北見になったとされています。

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北見市は北海道内で一番、日本でも4番目に大きな地方自治体です。旧北見市と端野町、常呂(ところ)町、留辺蘂(るべしべ)町が合併しており、それぞれサービス業や農業、林業などが盛んです。近年は合宿の町でもアピールしていて、全国からスポーツ合宿で人が集まります。

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カーリングも盛んで、冬季五輪にも出場して話題となったロコ・ソラーレは旧常呂町を拠点にしています。

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それでは、北見駅から旅を続けます。普通列車で隣町の美幌(びほろ)町に向かいます。キハ40の普通列車に30分と少し揺られて到着です。

北見 7:57→(普通網走行き)→美幌 8:31

77. 美幌駅

美幌表

美幌ウラ

発売場所 美幌商工会議所(9:00~17:00/休業日:土曜・日曜・祝日)、セイコーマート美幌鳥里店(24時間営業)

美幌駅に到着しました。美幌駅は特急も含むすべての列車が停車します。美幌の名は、アイヌ語の「ピポロ(石・多い)」または「ペホロ(水・多い)」に由来するという説があります。

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駅舎は観光案内所を併設した立派なものが建てられています。駅舎は立派ですが、駅員は配置されておらず、観光案内所で切符が委託販売されているようです。商工会議所はまだ開いていないので、駅近くのセイコーマートでご当地入場券を購入しました。

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美幌からはバスで移動します。駅横のバス乗り場に向かって時刻表を確認します。

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美幌からは石北本線に沿うように網走行きの路線バスが出ています。一部の便は沿線にある女満別(めまんべつ)空港を経由します。今回は次の8:55発の網走行きに乗車します。

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やってきたバスに乗車すると、初めてのはずなのに、どことなく見たことのあるような…。車内には各所に「東京」の文字。どうやら都バスの中古車を内装そのままに運行しているようです。この車両も、大都会で大勢の人を運んでいたころには、まさか数百キロ離れた北の大地を走ることになるとは思っていなかったでしょう。

バスは駅前ロータリーを出て美幌の市街地を抜けると、広大な畑の中を走っていきます。市街地を抜けると、バス停の名が「18線」「19線」「20線」といかにも北海道らしさを感じます。女満別空港では乗り降りはなく、女満別の市街地に入って、「女満別十字街」というバス停で降ります。

美幌 8:55→(網走バス)→女満別十字街 9:25

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今回改めて調べてみると、美幌から乗車した網走バス美幌線は2019年10月に廃止されていたことを知りました。図らずも、廃止前ぎりぎりで乗車できたことになります。たった数年で変わってしまうことに、地方の公共交通を維持する厳しさを感じます。

78. 女満別駅

女満別表

女満別ウラ

発売場所 大空町女満別図書館(女満別駅舎内)(平日10:00~20:00、土曜・日曜・休日10:00~18:00、休業日:月曜日(休業日が祝日の場合は、翌火曜日が休業)、祝日、毎月第4金曜日、12月31日~1月5日)

女満別駅のご当地入場券は駅舎に併設された大空町の図書館で販売されているようです。バス停から少し歩いて女満別駅に向かいます。こじんまりとしたおしゃれな駅舎が見えてきました。ぱっと見駅には見えないほどです。

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図書館は10時からなので、それまでホームを撮影しながら待ちます。建物は図書館がメインという感じで、図書館のカウンターの横にホームへ出る入り口があります。

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ホームの横には廃貨車が4両置かれています。道内の無人駅では廃貨車を待合室に転用した例は多くありますが、そういうわけでもなさそうです。ネットによると、絵本作家のいもとようこさんが個人所有する別荘なんだとか。確かに中は改装されているようでした。

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ホームは2面2線で、特急を含むすべての列車が停車します。女満別の名は、アイヌ語の「メム・アン・ペツ(泉のある川)」に由来します。駅の裏にはすぐ網走湖が広がります。時間があったんだから湖畔まで行けばよかったと少し後悔。

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司書さんが図書館を開けたので、カウンターでご当地入場券を購入したい旨を伝えます。図書館のカウンターできっぷを買う感覚がなんとも新鮮です。

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「大空八景」との案内ですが、よく見たら7つしかありませんやん。ちなみに、大空町は2006年に女満別町と東藻琴村が合併して誕生しています。

さて、女満別から網走に向かいます。とはいえ、次のJRの列車は1時間後、路線バスも昼過ぎまでありません。事前にいろいろ調べた結果、どうやら女満別空港から網走への連絡バスに女満別駅の近くのバス停から乗れるのではと気づきました。バス停には何も掲示はありませんでしたが、バスの営業所に電話で確かめたところ、問題ないようです。

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10時過ぎに新千歳空港から到着した便から接続するバスが来そうなので、網走駅まで乗ることにします。バスはきちんとやってきました。

女満別十字街 10:39→(網走バス)→網走駅前 11:00

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無事網走駅に到着です。時刻表に乗っていないバスに乗るというなかなか貴重な体験ができました。網走駅のご当地入場券は以前購入したので、今回の購入はパスして、釧網本線の各駅を巡っていきます。

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