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北海道周遊 2019年GW① 旅の始まり・美唄

3度目の渡道の計画を立てます。ここで改めて、「わがまちご当地入場券」の収集状況を確認します。スターが収集済み、ハートが未収集の駅です。

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「わがまちご当地入場券」発売駅のうち、約4割の42駅を収集したものの、道北、道東を中心に半分以上が未収集です。今回の旅では、主に道北エリアの各駅をめぐります。旭川以北の宗谷本線、深川で函館本線から分岐して留萌(るもい)に至る留萌本線、苫小牧ー東室蘭ー長万部の室蘭本線の各駅を回って、北海道のおおむね左半分をコンプリートしようという魂胆です。

というわけで、新千歳空港から旅はスタートです。今回もpeach便を利用しました。

まずは、窓口に行き、今回の旅で使用する切符を購入します。

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今回メインで使用するのは、「Peachきた北海道フリーパス」です。主に札幌から道北エリアのJR線が4日間特急の普通車自由席も含めて乗り放題になります。窓口で新千歳空港までのpeachの航空券を提示した場合のみの発売です。

札幌から稚内まで特急列車の自由席を利用すると1万円を超えるので、U25なら札幌から稚内に行くだけで元がとれてしまいます。北海道は広大で、特に地方は普通列車の本数がかなり少ない区間もあるので、特急列車の普通車自由席に乗り降り自由というのが大きいんですよね。

早速改札をくぐり、ホームに停車中の快速エアポートに乗車します。今日はすでに夜になっているので、旭川まで移動し、明日以降に備えます。

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新千歳空港 18:45→(快速エアポート187号手稲行き)→札幌 19:22

札幌で下車し、8分の乗り継ぎで特急ライラックに乗り換えです。

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特急ライラックに使用されているのは、789系0番台。JR北海道のコーポレートカラーである萌黄色が鮮やかな車両です。789系0番台は2002年に、当時八戸(はちのへ)までの開業だった東北新幹線に接続して、八戸ー青森ー函館を結ぶ特急スーパー白鳥としてデビューしました。

その後、東北新幹線新青森延伸後も、新青森ー函館間で活躍を続けましたが、北海道新幹線開業によってスーパー白鳥が廃止になったことに伴って、札幌ー旭川間で第二の使命を果たしています。同じ区間を走る特急カムイが5両編成でグリーン車を連結していないのに対し、ライラックは6両編成で半室ながらグリーン車を備えています。

札幌を出た特急ライラックは函館本線を快調に飛ばしていきます。そのまま乗って行けば旭川まで行けるのですが、美唄(びばい)で途中下車することにします。

札幌 19:30→(特急ライラック39号旭川行き)→美唄 20:06

43. 美唄駅

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発売場所 美唄駅 みどりの窓口(5:40~23:40)

表面は、函館本線の普通列車でも使用される721系電車。裏面では美唄鉄道の写真が載せられています。美唄を含む空知地方はかつて日本有数の石炭の産地として栄え、美唄からは炭鉱からの貨物輸送を担う美唄鉄道線と国鉄南美唄支線が分岐していました。炭鉱の衰退により両路線は1970年代に廃止されています。

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美唄は「美しい唄」という漢字ですが、アイヌ語の「ピパイ」(カラス貝・川)などからの転訛とされています。前身の自治体名である「沼貝」もアイヌ語の意訳に由来するようです。

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時刻表を見ると、普通列車よりも特急列車のほうが本数が多くなっています。札幌ー旭川間では1日に27往復の特急列車が運転されています。美唄駅は一部の特急を除き、ほとんどの列車が停車します。

次の特急ライラックで旭川に向かいます。

美唄 20:36→(特急ライラック41号旭川行き)→旭川 21:25

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旭川駅に到着しました。時刻はすでに21時半前です。ホームでは札幌行き特急の案内がされています。どうやら、網走から到着する特急オホーツク4号が動物と接触し、遅れて運転しているようです。オホーツクの15分後には、稚内から来る特急宗谷も旭川に到着し札幌に向かいます。

結局オホーツクは10分ほど遅れて到着しました。オホーツクが到着して間もなく、向かいのホームに宗谷も到着します。いずれの特急もここまですでに3時間半以上走っていますが、ここからさらに約1時間半かけて札幌に向かいます。遅れて発車したオホーツクの後を追うように宗谷も発車しました。北海道でも1、2を争う長距離特急の発車を見送り、改札を出ます。

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夜の旭川は雨です。旭川市の中心部にある買物公園通りも雨に濡れています。

明日は宗谷本線の始発列車に乗車予定です。冬のように寝坊するわけにいかないので、早めにベッドにもぐりこみます。


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