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チバユウシ独占インタビュー高校編②(高校編終了)

~昨日COWCOW見た?って言っても伝わらんかったもん~

「空いたな~!」

空きましたね笑

「なんで!?」

バタバタしてまして笑

「いいけどさ笑」

とりあえず前回の続きを聞かせてください。

「なんか気付いたら距離も近くなっとるよね?笑」

だってチバさん2回目からもうタメ口でしたよ!?

「うそ!?」

むしろ1回目の敬語は不自然でしたけど笑
だから僕も多少距離縮めさせてもらってます笑

「そういう理由があったのか、、、で、高校の話どこまで話した?」

入学から失敗して、だんだん友達はできたけど、みたいな

「あー、そうか、けどその後はとくにかわらんよ?バスケだけしたくて高校行ってた!趣味合うみたいな友達はほとんどいなかったなー」

お笑いの話とかは?

「ないないない!当時だとTVで笑う犬シリーズが冒険でゴールデンいって皆見てて、月曜は学校で真似しとったけどその前の生活は知らんってやつばっかだったし、高2でM-1始まるけどそれも皆あんまり、みたいな」

ネットもないですもんね?

「SNSはないね。だから情報の共有なんてほぼ無理だし、昨日COWCOW見た?って言っても伝わらんかったもん」

COWCOWさんが知られていない!

「その頃に東京進出してジャングルTVに軽く出ててとかだったけど、世間ではそんなもんだったかなー」

オンバトは?

「あ!最初のチャンピオン大会でDonDokoDonさん優勝したとき、弁当一緒に食ったやつとメールしてたわ!そいつはますだおかださん応援してた!」

仲間いるじゃないですか!

「そいつも多少はお笑い好きだったんじゃないかな?けど、まぁたまーにそういうやり取りするぐらい」

ラジオは聴いてました?

「聴いとった!ナイナイのオールナイト! 」

今でも聴いてますもんね

「中2からずーーっと聴いとるな笑 あ!思い出した!他にもリスナーのやつがおってさ、その話題ちょっと盛り上がったんよ、でそいつはMDに録音してて、それを他のやつにも聴かせてて、一瞬流行った時あったわ!授業中にこっそり聴いて笑っちゃって、とかあったもん!」

授業中に聴いたらそりゃそうなりますよ!

「ジャネットとか、下ネタ強い時だったし余計ね。あとごっつのVHS全巻持ってる友達がおって、それもクラスで回って、みんな面白い面白いってなってたな。小学校の時はわけもわからず見てたけど高校生で改めて見たらそりゃたまらんよな、っていう」

けっこうお笑い流行ってますね!

「ってやつもたまにはおった、ってぐらいで、基本はバンドとかがもてはやされる世界だったよ」

音楽はいつの時代も強いですね


~ブルーハーツTRIBUTEとか出て、なんならドラマひとにやさしくもその後やって、ちょっとブルーハーツリバイバルブームみたいに世間がなってさ~


「で、そこの趣味も合わんかったなー、めっちゃ窮屈だった」

好きな音楽が合わなかったんですか?

「うーん、ミッシェルガンエレファントかっこいー!!ってなってる奴は周りにはいなかったな、、、で、時代はブルーハーツチルドレンが席巻するのよ」

メロコア・青春パンクブームですね

「まぁブルーハーツ聴いて育った人らがバンドやって、ライブハウスシーンを盛り上げたみたいな。ゴイステ、ガガガSP、モンパチとか、J-POPしか聴いてこなかった中高生には凄く新鮮だったんかね?速いテンポで英語の歌詞とか、恋愛じゃない訴えの歌詞とか」

なんとなく、インディーズのバンド聴いてるのがかっこいいみたいな空気ありましたよね

「ていうファッション化したとこもあったのかなーとは思うけど、俺は“いやいやだったらブルーハーツ聴こうよ!”ってなってて、なんならハイロウズ現役だよ!?みたいな」

まわりはブルーハーツ聴いてなかったんですか?

「聴いてなかった!古いもんって言われた笑 古いけど、色褪せてねーし、お前らが好きなバンドの皆さんが影響受けたのブルーハーツだろうが!!って内心憤ってた笑」

逆にチバさんは当時の青春パンクみたいなのは聴いてなかった?

「一通りなんとなくは聴いたけど、ってくらい。あとここもやっぱ環境の問題が出てくるんだけど、当時俺MD持ってなくて、手軽に色々聴ける装備がなかったのよ!悔しいかな、、、で家のコンポでブルーハーツとミッシェルばっか聴いてて“こっちが本物なんだ!”って自分に言い聞かせて笑 今思うとその理論もわけわからんし本物も偽物もないんだけど、当時は俺もバカだから笑」

ますます孤独感と言うか笑

「勝手にね、思ってたなぁ、、、。あ、そしたらそのすぐ後にブルーハーツTRIBUTEとか出て、なんならドラマひとにやさしくもその後やって、ちょっとブルーハーツリバイバルブームみたいに世間がなってさ、“だから凄いバンドだって言っただろ!!”みたいにまたなっちゃって笑 なんか誰も悪くないのに世間に怒ってたな、アホだな笑」

なんか、うまいこと精神が安定しないですね笑

「で、友達はおるし、ある程度趣味も個人で楽しんでるし、でも全然満たされてないしっていう状態で高校は終わって、大阪NSC受ける気だったけど恥ずかしいから誰にも言えんくて、、、ギリッギリで親に打ち明けたら大学は行けってことになって」

大学出てるんですか!?

「出とるわ!!毎回びっくりされるけどストレートに入学して卒業しとるわ!笑」

すいません笑
ちなみにお笑いやりたいって話はいつ頃に?

「高3の10月とか?かな?それまで部活やってて“俺進学しんから”って適当に言ってて、いよいよ話さなしゃーないって時に、家族会議みたいな」

難しい空気ですね

「大学行かない、就職もしない、じゃあどうすんだ?って親はなるわねそりゃ。心配かけ過ぎて申し訳なかったけど、言えんくて」

それはなぜ言えなかったんですか?
反対されるから、とか?

「うーん、、、、色々あるけど一番は恥ずかしかった、だな」

恥ずかしい?

「当時、しかも愛知県で、お笑いやりたいって異常だもん!大阪とかならあるかもしれんけど、やっぱ特殊な願望ではあるやん?」

まぁそれは今もですけど、当時はもっとですかね?

「で、面白いっていう判断は目に見えんでしょ?俺の中で面白いと、かっこいいかわいいと、おしゃれは数値化できないものなのね」

たしかに感覚のものですよね

「足が速いとか、力が強い、は数値化されるやん?だから足が速いからオリンピック目指すとか、強いから格闘家目指す、は説得材料になるでしょ?」

甲子園出たからプロ野球入りたいとか

「そうそう!けどお笑いやりたい、なぜなら俺は面白いから、ってなかなか勇気いることない?」

自分で自分のこと面白いって思ってるんだ、みたいな

「なるよね?それこそ家で家族相手にひょうきんなことしないし、自分発信でっていうのがどうにも難しいジャンルだなと、例えばイケメンだからスカウトされて俳優目指しますとかもないやん?お笑いって」

ないですね

「そうなると、好きだからやりますしかないんだけど、好きだからってやっていいのか?ってとこもあるし」

面白くないなら好きでもやるなと?

「うん、思っとる!料理できんのに飲食店開いて500円ランチ食わせてさ、まずいって言われたらそれまでやん?お客さん来ないんくなって潰れる。要はやれんくなるよね?じゃお笑いもそうで、やってて面白くないから滑り続けます、ってなったらやっちゃダメだと思う。飲食店と違って潰れるがない世界だから難しいとこだけど、だからこそ自己判断というか」

たしかに、好きだからとは言え能力が足りないならやれないのが普通ですもんね

「だから、お笑いが好きだからやりたい、っていうのも、能力を証明する材料もないし、それでなかなか言い出せんくてって感じかな。恥ずかしさが凄くあった。」

けど最終的には告げたわけですよね?

「というか当てられた!父親にズバリ“お笑いか?”って」

お父さんは普段のチバさんをそれだけ見てたんですかね?

「というかバレバレだったとは思う笑 深夜番組ばっかり録画して芸人ばっかり詳しくなって、家族がTV見てさ、◯◯はあーだこーだって言うやん?普通にね、それに対しても、いや◯◯さんは△△で××だから!みたいな説明してたし笑」

さんつけて呼ぶ時点でおかしい笑

「ね笑 だからまぁこいつまさかお笑いやりたいんか?ってのはバレてたんだろうね。だから“お笑いか?”って言われた瞬間謎にめっちゃ泣いて頷いたもん笑 なんで泣けたんだろ?バレてたー!って感情なのかなんなのか、、、とにかく大泣きしてお笑いをやりたい旨を説明してたな笑 なんだあの時間!笑」

いやでも、家族の中では事件ですよね
まさか長男が芸人志望でっていうのは

「そうかそうか、やれやれー好きにしろー!って空気の家ではないからねうちは。固いとは思うから。」

そこで話し合いの末に大学を目指すんですか?

「まぁ一応この時代大学は出といた方が」いいだろうと、4年で考えもかわるかもしれんし、みたいな」

そりゃそうですよね

「で、親を納得させる為に、みたいな理由はあったけど、反面一人で大阪行く度胸もそこで消えたのかな今思うと、、、何を言われようが振り切って勝手に大阪行くって行動ができんかったね当時。」

ちなみにその年にNSC入ってたとしたら同期恐ろしくないですか?

「やばいよ、藤崎マーケットさん、かまいたちさん、和牛さん、天竺鼠さん、BKBさん、、、」

どうなってたでしょうね?

「鍛え上げられたか、潰れてたか、、、なんにせよ今とは全然違っただろうなぁ」

ありがとうございました。
とりあえず高校編はこの辺で!

「ほい!」

とりあえず拗らせていったのは高校時代ってのが見えてきました笑

「拗らせてるんだろうなやっぱり笑」

また連絡します!

「しばらく空くのか、すぐなのか、それも読めんから恐いわ!よろしくー!」








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