第二外国語 取るべき?取らざるべき?

新入生の皆さん、こんにちは。
工学部総合工学科建築学コース2年の白井 保です。

今回のテーマは「第二外国語」です。主な説明は「初修外国語」についてのものですが初修外国語科目以外の第二外国語の話もほんのちょっとだけしたいと思うので、この題名にしました。
第二外国語は大半の学生が大学で初めて学ぶわけですから、様々な疑問があると思います。今回はそんな疑問が解決できるようQ&A方式で説明していきたいと思います。

Q.そもそも第二外国語って学ぶべき?

A.完全に自由です。
取らないと留年する、卒業できないということはありません。取らなくても構いませんし、自分の興味が他にあるのなら無理に取る必要もありません。ただ、少しでも興味があれば取ってみてもいいと思います。

Q.学ぼうとしてる言語について全く知らないけど難しい?

A.大丈夫です。
第二外国語の授業はどれも初学者向けに基礎の基礎からの内容になっています。私は1年間フランス語を学びましたが、学び始めた頃はフランス語の知識は一切ありませんでした。それでも授業では基礎から学べるため、しっかりと授業についていくことができました。その言語に触れたことがなくても、ちょっと興味がある程度でも気軽に取ってみてください。

Q.楽単だからって理由でも続けられる?

A.続けるには厳しいかも。でも授業を通して興味が沸いたら続けられる。
言語を習得するためには、やはり練習しかありません。授業時間外での予習復習も必要になるでしょう。1年間続けるには、熱意や興味が必要かもしれません。私が取っていた授業では1タームでは受講者が30人以上いましたが、最後の5タームでは7人だけでした。
しかし始める前に興味を持っていなくても、授業を受ける中で興味を持つかもしれません。「続けるには厳しいかも。」と言いましたが、履修登録期間は約2週間あるので、一度行ってから決めるのでも遅くないと思います。

Q.マスターコースと文化コースって何が違うの?

A.授業目標の違いです。
文化コースは旅行で行ってみたい、その国の文化に興味があるといった人におすすめです。
マスターコースは将来海外で働きたい、基礎からしっかり学びたいといった人におすすめです。
初修外国語科目にはマスターコースと文化コースが用意されています。
フランス語を例に出すと、フランス語Ⅰ・Ⅱ文化、フランス語Ⅴ・Ⅵ展開、フランス語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳマスターといった具合です。
文化コースは週1回の授業で、旅行で困らない程度のコミュニケーションや簡単な文章が読めることを目指します。またその言語を通してその国の文化に触れることも重視しています。Ⅰ文化は1,2ターム、Ⅱ文化は4,5タームです。
マスターコースは週2回の授業で、「書く」、「読む」、「話す」、「聞く」の4技能をそれぞれ正確にできるようになることを目指します。Ⅰマスターは1ターム、Ⅱマスターは2タームとそれぞれ1授業1タームです。1ターム制なので辞めるのも簡単です。
マスターコースと文化コースは同じ言語を同時に取ることはできませんが、例えば
ドイツ語Ⅰ文化→ドイツ語Ⅱ文化→(2年)→フランス語Ⅰ文化→フランス語Ⅱ文化
ドイツ語Ⅰ文化→ドイツ語Ⅱ文化→(2年)→ドイツ語Ⅰ~Ⅳマスター
といった取り方もできます。
展開コースはマスターコースの補助的なコースです。

Q.色々な言語があるけど、どれがいいの?

A.自分の興味に従って選んでみてください。些細なことでも構いません。
初修外国語として
・ドイツ語
・フランス語
・中国語
・スペイン語
・朝鮮語(韓国語)
・ロシア語
・イタリア語
上記の七種類の言語があります。人気が高いものはドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語(韓国語)あたりです。
ドイツ語は文法や単語が英語に近いからとっつきやすいですし、理数系が強いドイツへの留学を考えている人にはためになるでしょう。
フランス語は国連で常用語に指定されているなど国際言語の側面もあります。フランスは文化的に豊かですし、フランス語が理解できれば、よりフランス文の文化を楽しめると思います。あと、フランス語は発音がほとんど全て規則通りです。文字さえ見れば読み方が分かるというのは英語にはない面白さです。
他にも、朝鮮語は学べば韓流ドラマやK-POPをより楽しめそうですし、中国語は中国人観光客が多い現在、スキルアップにも繋がるでしょう。
また教養展開科目としてラテン語や古典ギリシア語、アラビア語、トルコ語の授業もあるのでそちらも確認してみてください。初修外国語のものより触れたことのないものが多いですが、その分新鮮さを感じられると思います。
学びやすさに差異はあっても、習得すればどの言語も役に立ちます。是非、自分の興味に従って選んでみてください。ちなみに色んな言語を学びたいという人は先ほど言ったように履修登録を工夫すれば複数の言語を取ることもできますので試してみてください。

さてさて、Q&Aはこんな感じです。疑問は解決できたでしょうか。この記事が皆さんの役に立てば幸いです。
習得の難しさは言語によっても異なりますが、教員の授業スタイルによっても異なります。個人的には、むしろ教員によるところの方が大きいと思います。難易度で選ぶのではなく、是非、自分の興味で選んでください。
私は1年でフランス語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳマスターを取りましたが、フランス語の基本的な文法とその背景にある文化を学ぶことができたと思います。フランス語に「部活動」はありません。フランスに部活動がないからだそうです。文化の違いによって言葉も変化するのは面白い経験でした。個人的には、フランス映画をフランス語音声で見て登場人物の台詞を聞き取れたときは楽しかったです。
第二外国語を取ろうか迷っている人は是非、チャレンジしてみてください。そしてどの言語を取ろうか迷っている人は是非、フランス語を取ってください。_(:3」∠)_

次回の記事もお楽しみに!!
春からの大学生活、楽しんでください!!

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