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【将棋】伊藤匠七段が竜王挑戦権獲得!藤井七冠初の同級生タイトル戦が実現...!!

8/14に竜王戦挑戦者決定戦3番勝負の第2局が行われました。
以前の記事↓

結果はなんと、伊藤匠六段(20歳)が永瀬拓矢王座(30歳)に連勝を上げ、ストレート決着で藤井竜王への挑戦権を獲得&七段昇段を果たしました!!

最後までどちらに転ぶか分からない白熱の終盤戦は本当に見応えがあり、これから行われる藤井七冠vs伊藤六段の竜王戦、そして藤井七冠vs永瀬王座の王座戦が楽しみです。
もう完全に構図が最強のラスボスに挑む若き挑戦者ですね。
藤井七冠もまだ20歳なんですけどね。


伊藤匠七段のデビューからの快進撃

伊藤匠七段って、同年代に藤井七冠という化け物がいるから隠れているだけで実は歴代でもめちゃめちゃ凄いことをしている棋士なんですよ。

2020年10月1日に17歳でプロ棋士デビューしてから1年で新人王戦優勝を果たし、その後も着実に勝利を積み上げて現時点で通算勝率はおよそ7割8分。
竜王戦はランキング戦(予選)で2期連続優勝していて今期は記事の通りそのまま本戦を連勝し、タイトル挑戦を果たしました。
ちなみに竜王戦初参加から3期でのタイトル挑戦は史上最速とのこと。
七段昇段へのスピードも歴代5位とのことで今回のタイトル挑戦で色々な記録にランクインしています。

藤井七冠にはしばらく同年代のライバル不在の声が続いていましたが、遂に伊藤匠七段が名乗りをあげてきましたね。
いや、「遂に」というのはおかしいですけどね。
羽生世代ですら20歳の頃はまだ羽生先生がタイトル2期、佐藤康光先生が今回の伊藤匠七段の年齢より2か月だけ早くタイトル挑戦していたぐらいで、まだ「世代」と言えるほど多くのライバルがトップ争いをしていたわけではなかったので。
藤井七冠の20歳タイトル16期という記録がぶっ壊れているだけです。

伊藤匠七段には藤井世代の筆頭として、今後も藤井七冠との数多くのタイトル戦を繰り広げて欲しいなと個人的にはとても期待しています!

「もっと強くなるために」

実は伊藤匠七段は、まだ奨励会に入らず将棋クラブに通っていた小学4年生の頃にNHKのドキュメンタリー番組で取材を受けているのですが、その動画がとてもエモくて良いんですよ。

将棋クラブの講師を務めていて現在伊藤匠七段の師匠である宮田七段から厳しい指導を受けながらも、
「ひょっとしてお前、天才なのか?」と才能を認められるシーンや、そこから「プロになってタイトルを取る」という将来の夢を語るシーンは今の姿と照らし合わせてしまい本当に涙腺に悪いです。
上記リンクから見れますので、是非見てみてください。

頑張っている人を見ると頑張りたくなってくる

ホントこれですよね。
私も寝てばっかいないで頑張ります。


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