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パンダと対面して感じたこと

こんばんは、千葉百華です。
12月31日-1月10日に上海、そして成都に行ってきました。

さっき日本について生野菜の恋しさにサラダを立ち食いしています。


その他日本に帰ってきて、例えば箸が使いやすいことやトイレがきれいなことは感じたけれど、あまりわたしにとって重要なことではないかもなあと感じている今です。

さてわたしは1月6日-10日まで四川省の山奥にある「雅安パンダ保護研究センター」にてパンダを飼育するインターンに参加してきました。

その資金をクラウドファンディングで行い、総額32万1000円を62名の方から支援してもらい行ってきました。

今回の旅、パンダインターンで色々なことを感じたのでnoteに残しておくことにします。

まず、そもそもわたしがなぜパンダインターンに参加したのか。

端的に言うと
・パンダを育てることがわたしの夢だったから
・口だけな自分で終わりたくなかったから
です。

そしてどうせならクレイジーな方が面白いし、この喜びを色々な人と分かち合えたら超自分的満足だし、もっと人とかかわっていきたいし、大切にしたいという想いがあったのでクラウドファンディングで行くことに決めました。(支援者のみなさま、本当にありがとうございます)

おかげさまで、多分わたしは世界でたった1人のクラウドファンディングでパンダを飼育しに行くことができた人です。笑笑

本当に意味が分からないし、面白い時代に生きていると思います。

さて、前置きが長くなりましたが

パンダインターンは実際、どうだったのか。

パンダのお世話を直接したのは2日間です。他の日は現地に移動したり、観光したり、参加者と仲良くなったりしました。

今日はパンダと対面して感じたことをメインに書こうと思います。

ぜひパンダや環境に興味のある方は読んでいただけたらうれしいです。

まずパンダインターンにおいてのオリエンテーションを受けました。パンダはとても神経質な生き物なので1m以内は近寄らないとか、飼育員がいないときは勝手に部屋に入らないだとかレクチャーを受けました。

そしていざ、パンダとの対面、、!!

本当にドキドキしました。そわそわした。

対面したパンダは上野動物園でちらっとみたときよりも可愛く、だけれど迫力もありました。

そして餌やりをすることに。

パンダと初めて目を合わせました。

もうこれが衝撃的だった。

彼はわたしのことを大丈夫な人かどうか伺うように見ていました。そして数秒目を合わせると大丈夫だと判断したのか、やさしく、真っ直ぐわたしを見てくれました。

パンダってこんな表情をするのかと本当にほんとうに驚きました。


そのあと自由な時間はパンダの行動を観察したり、飼育員さんからお話を聞いたり、特別にドキュメンタリーを観せてもらったりしました。

パンダはクマの仲間ですが、赤ちゃんの大きさは普通のクマの3分の1。野生でちゃんと大人まで育つにはなかなか大変だとも言われています。

またパンダは肉食としての機能を持っていますが、彼らは肉を食べずに、竹や野菜など草食動物として生きています。(超意識高いヴィーガン熊)
そしてすごい量を食べます(排泄量もなかなか!)

なぜ、パンダがこんな生活をしているのか分かりますか?

飼育員さんが教えてくれました。

パンダが草食なのは他の動物たちとの争いを避けるためです。一説によると800万年以上種として生存できるのではないかと言われているそうです。

ただ、食べ物をあまり噛まず、消化されず排泄してしまうため、パンダは1日の多くを食べる時間、そしてその他の多くの時間を睡眠に充てます。(なぜそのくらい大変なのに草食なのか、、!彼らの想いの強さを感じます)

そしてわたしがかかわった大人のパンダ(20歳くらい)はなんと15頭以上もの子どもを産んでいるそうです。

これを聞いて、わたしは驚きました。

パンダは生存、子孫を残すことに本気であるように感じます。彼らの動きがどうしてあんなにかわいいのかは謎だけれど、彼らは本気で生きている、ただ我だけではない、種としての本能で生きているように感じました。

また、この施設では野生として生きられるかテストに合格するとパンダは森にかえります。

飼育員さんたちの仕事が本当に素晴らしいと感じました。また同時に、本来はパンダは森で暮らしていることの方が自然だよな、そうしたら彼らは家族にも会えるんだと。

なぜこのような施設が存在せねばならないのか。

我々人間の人口増加によって森が分断されてしまっていることが大きく関係しているようです。(森林伐採なども)

わたしは当たり前のように自由に暮らし、美味しいものを食べていることに強く違和感があります。

それは食べるのを我慢しろとかそういうことではなく

わたしは、もっと自分たちが生きていることで地球に迷惑をかけていること、いのちをいただいていることに自覚したい。

その上で生きていきたいのです。

わたしが今回のパンダインターンで一番強く感じたことです。

パンダの生きている姿を間近で感じて、彼らの生き方に敬意を払うとともに、同じ地球に生きる者として環境を守りたいと強く感じています。

わたしはこれからも地球に迷惑をかけながら、わたしにできることをやっていきたい。

彼らに会って、いのちの尊さを感じ、みんなが自然に生きられる社会をつくりたいと改めて感じました。

もしかしたら、少し大変なことかもしれないけれど、わたし自身の豊かな生活に間違いなくつながるでしょう。

とにかく最高にしあわせな旅でした。本当に感動しまくった11日間です。

(パンダのフンをもって超幸せそうな千葉)

次は今回の旅での出逢い、色々な人と過ごしたことで感じたことを書きます!

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