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防災訓練を"真剣"に取り組んでみた

はじめまして!
株式会社千葉測器、広報準備室の本田と申します。
今日からnoteを始めます。よろしくお願いします。

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XInstagramでは発信をしているのですが、濃い内容を書こうと思うとnoteの方が良いと思い挑戦します。
文章を書くのは苦手なんですけどね笑
第1回目は2024年9月2日に行った防災訓練について書いてみます。


防災訓練を真剣に取り組んでみる


・防災訓練の目的

災害から社員の命を守り、お客様の事業も継続できるよう、日頃から全員で防災意識を高め具体的な行動に移せるよう備える。

・訓練の背景

防災訓練は過去にも行っていたのですが、本当の災害を想定していたかというと年一の"行事"のような感じでした。
近年、自然災害が私たちの暮らしを脅かすようになり、いつどこで大きな災害に見舞われるか誰もが不安に感じています。そこで弊社では、社員の安全を守り、お客様サービスも途絶えさせないために、真剣に防災に取り組むこと決意し9月1日の防災の日に合わせて、9月2日月曜日に全社一丸となって本気の防災訓練を実施することにしました。

・事前準備

今回の防災訓練では、大規模な地震が発生し、電話やLANなどの通信が不通になったり、建物内の電力が遮断されるといった状況を想定しています。このような事態では基幹システムが停止し、お客様からの問い合わせ対応ができなくなる可能性があります。どのような不具合が起きるかを想定して細かいところまで案を出し合いました。
避難経路、避難用脱出器具の確認と消火器の使い方も部門ごとに行いましたが、初めて見る器具なので本当の災害で使えるか不安が大きくなりました。
高所からハシゴ?避難用ロープ?窓から下を見るだけでブルっときました。
また、時系列に書いた詳細なシナリオを全社員に共有しました。
全社員が参加するので訓練中はお客様対応に影響が出ます。
電話転送で対応することや事前にお客様訪問の時に案内文を手渡したり、ホームページに掲載するなどでできるだけ周知する方法を考えました。
あと、日頃データのバックアップは完璧!な千葉測器がバックアップデータを復元して基幹システムの復旧、稼働まで本当にできるのか!?
大がかり!期待大!

・シナリオ

総務・人財育成課で綿密に練られたシナリオ

8月の宮崎県の地震では日南市で震度6弱、東日本大震災(3.11)では千葉県で最大震度6弱を観測しました。
今回の防災訓練では、これらの経験を踏まえ、午前9時ちょうどに震度6弱の地震が発生する想定で行います。

  • 地震発生直後に館内放送でアラート音が鳴り、身を安全を確保する

  • ネットワークに不具合が出て基幹システムが使用できなくなる

  • 揺れが収まったあとに再度放送で一時避難場所への避難指示が出る

  • 余震が続くなど被害が拡大する場合には指定緊急避難所に避難する

  • 一定時間が経過し、災害が収まったことが確認でき次第、事務所に戻り建物やシステムの被害状況を確認する

  • 建物や家具、電子機器、ソフトウェアなどの被害状況を確認し、必要な復旧作業を行う

  • バックアップデータから実際に復元して基幹システムが復旧するかを確認する。

  • 些細な状況も逐一報告を行う

  • すべての復旧作業が完了した時点で訓練を終了

といった感じです。

・当日の行動

千葉市指定緊急避難場所に急ぎます

社内放送で緊急地震速報が響きました。
いつ聞いても嫌な音です。一斉に社員は机の下にもぐり、頭部を守ります。
1分後、館内放送により一次避難場所の駐車場に集合と整列をします。
ここまで冷静でスムーズ。
点呼を行う際に怪我人が出たので救急箱を持ち出していた救護係が手当てを行います。訓練ですが怪我人プレートを首から下げたり実際にタオルで止血するなどリアル感ありますね。
全員の安全が確認できたので二次避難場所に二班に分かれて周りの安全を確認しながら移動します。30℃を超える暑い中でしたが皆さん黙々と歩いています。
二次避難場所に集合、整列、点呼を行い、確認係が事務所の安全を確認に戻ります。
安全が確認されたので再び二班に分かれて事務所に戻ります。
事務所内の安全を確認したら避難訓練は終了です。
その後、1時間30分にわたってグループで反省点、今後の課題について議論をしました。
時間が前後しますが、事務所に戻った際にバックアップデータから基幹システムへの復旧を、あらかじめ決めていた担当者がすぐに取り掛かりました。
手際よく復旧作業を行い、予定していた時間より早く復旧しました。
このバックアップシステムはSOKKIグループで取り扱っているサービスなので、これからもお客様に自信をもってご案内できますね!

・振り返り

グループで真剣に議論をしています

今回の訓練への心構えが周知徹底されていたので、避難中や点呼の時などみな真面目に無駄のない動きで行動できました。
ただ、本当の災害の時はどうかというと逃げるのも我先にとか人間性が出たり転んでしまったりするんでしょうね。
もっと本当の災害を意識して危険を感じたり、女性や年配の方に配慮して行動しないといけません。
今回は震災でしたが、火事や暴漢が来た場合などいろいろなことを想定した話し合いになりました。火事だったら3Fや4Fの窓から本当にハシゴで降りられるか?考えただけで怖いです。災害の種類、状況により他の避難ルート確保が必要です。
BCPに対しては、基幹システムを本当に止めたので、お客様からどのような手段で問い合わせが入るか、緊急で必要なものをどう調達するかなどお客様の事業も止めないことも考えました。

これまでの防災訓練では、避難や点呼の円滑化に重点を置いて実施してきました。しかし、今回の訓練を通じて、より多様な災害ケースを想定し、対応策を検討する必要性を感じました。

例えば、遠隔地オフィスの情報確認やそれぞれ具体的な指示といった点は、今後の訓練で強化していくべきだと考えます。

今回の訓練はあくまで一つのステップです。社員の命を守り、お客様の事業を継続させるために、来年以降もより実践的な訓練を繰り返し続けていきます。
お客様、仕入先様にはご不便をおかけしましたが、たくさんのご協力をいただきました。
ありがとうございました。
今後は社員一丸となって災害に備え、防災体制を強化してお客様へのサービスをより一層向上させてまいります。

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