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夫が女を自宅に連れ込んでる!?

一般社団法人 千葉音声研究所はもともと私が経営しているもうひとつの会社「株式会社HEIWA ENTERTAINMENT」の一部署でした。2年ほど傘下にあり、その後一般社団法人への独立をし今年で8年目になります。

全国にある警察の捜査一課などが日頃ご来所される中、ほぼ必ず言われることがあります。それは、

「音が証拠になるとは思わなかった」

というもの。これは個人の方からも同様です。防犯カメラなど動画が有力な証拠となるのは言わずもがなですが、画角外での犯行であった場合など「映ってないから諦めるしかない」と考える方があまりに多いのが現状です。
この8年で「音が証拠になるのだ」ということをテレビやラジオを通してなんとか啓蒙したいと考えていましたが、まだ浸透していないことに非力さを感じます。

そこで、せっかく始めたこのnoteで、「こんな時は音声が証拠になりますよ!」というケースを紹介したいと思います。

よくある配偶者の不貞行為調査

「夫が自宅に女を連れ込んでいるようだ」というご相談は1〜2件ではありません。たったいまパッと思い出せるだけでも20件ほど。メールを見返せばゆうに50件は超えていると思います。「不貞行為」という枠で見ると500件は軽く超えます。あ、言っておきますがもちろん夫婦が逆の場合もあります。

だいたいの場合はwebカメラを設置し、それに不貞行為が映り込んだら一発アウトなのですが、そもそもwebカメラは大きいですし、隠しようがない場合もあります。また、狙った寝室ではなくリビングで不貞行為が行われたりする場合もあります。部屋を隔てると音声レベルは急激に落ち、スマホやイヤホンでは聞き取ることができなくなります。


この声は俺じゃない!私じゃない!

自宅に配偶者以外の異性を連れ込んでも、なおこういった言い訳をする方がいるようですが(じゃあ見知らぬ人が勝手に自宅に侵入して性行為をしたのかと)…しかも音声が極端に小さく、微かにしか録音されていないとなると、そう言い張られてどうしていいかわからない場合がありますよね。映像として残っていない時点で諦めたり、微かに混入した音を相手に聞かせ、むしろ逆ギレをされて辛い思いをされている方がいるという情報も耳に入ってきています。

そういった場合は対象人物の音声を可聴レベルにまで音量を増幅し「声紋鑑定」を実施いたします。声紋鑑定の有用性については、また別の機会に書いてみたいと思いますが、多くの場合は「クロ」でしたね。

音声からなにがわかるのか

録音状況にもよるので全てのケースが成功するわけではありませんが、音声からこんなことがわかってきます。

1、対象人物が自分の配偶者であるか
2、混入しているノイズは性行為によるものであるか
3、どのような会話をしているか
4、家屋内のどこで行為を行なっているか

およそこれら4点は判明してきます。ここまでくると「言い逃れ」はできなくなってきます。特に「2」なんかは「同僚を家に入れたけどそういうことはしていない!」と主張されるケースが多いのですが、すぐにわかってしまいます。

ICレコーダーの有用性

前述の通り音声には多くの情報が詰まっています。もちろんwebカメラで不貞行為の瞬間をバッチリ捉えられていれば千葉音声研究所を利用する必要もなく、弁護士事務所へ直行で良いと思います。しかしそもそもwebカメラは大きいですし家中に配置するわけにもいきません。それに設定が案外難しいんですよね。

そこでICレコーダーをお勧めしています。新品で複数購入するとなるとかなり高額になってしまいますので、ある程度古くても良いので中古で充分ですから、複数台購入しましょう。ヤフオクなんかだと3000円くらいで取引されていたりします。それをベッドの下やリビングのソファの下などに忍ばせておくのがベストです。

実は、こういった設置の相談をよくいただきます。妻が、夫が浮気をしているようなので、証拠を抑えたいと。

家のどのような箇所に設置するのが最も効果的か、これについてはまた別の回で紹介してみようと思います。

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